脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ
※このページの後半に「フロー」を2種類用意しました。ご家庭にいる片麻痺の人に該当しそうなら、お進み下さい。
脳卒中後遺症である片麻痺になると、ご家族は何もできないのでしょうか? そんなことはありません。
もちろん、麻痺自体への治療などリハビリ専門職でないと出来ない類の対応はありますが、専門職でなくても出来る類の対応もあります。
例えば、過緊張タイプの片麻痺であれば、以下のようなことはご家族でやれます。
①本来の「安定の柱」をつくり、リラックスすべき所をリラックスさせてあげる(ほぐすなら、その上でほぐす)。
②逆効果(過緊張の悪化や、それによる体のゆがみの増大、動作能力の低下など)になることを、ご本人にしない(させない)。
①と②はどちらも大事ですし、関連し合っています。関心のある方から、ご覧ください↓
|
|
|
↑ 麻痺があっても筋肉自体に問題がない場合が多いので(神経ルートの問題だけで)、筋肉を外からの力でつくってあげることはできます(トントンする方法や、運動連鎖を活用した方法などの動画をご覧下さい)。
本来の「安定の柱」を用意してあげることで、肩代わりして過緊張になっていた筋肉はリラックスできますね
|
|
↑ 「本来の安定システム」で体を支えられていない状態で動こうとしても、体のゆがみが大きくなったり、痛みが出やすくなったりと悪影響が多く、逆効果になりやすいです。
「よかれと思って」やっても、残念ながらリハビリの進行の妨げにもなり得ます
|
【上記①に関連するフロー】
片麻痺では左右非対称な姿勢に
なりやすいですが、
あなたのご家族は
どの部位の非対称さが
目立ちますか?
|
【上記②に関連するフロー】
片麻痺のご家族に対して
何かをしてあげた(又はご本人に
何かするように促した)際に、
「悪化した」と感じたことは?
|