4作目 「身体の硬さや痛みを取り、動作をなめらかにする」
表紙
タイトル |
「家族もできる、
あまり動けない人へのリハビリ」
~その4:身体の硬さや痛みを取り、
動作をなめらかにする~
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この本の主な対象者 |
1. 身体が硬くなり、動けない人
(動きにくい人)
①長期臥床で体が硬い板状になり、
寝返りや起き上がりが困難な人
②硬い体のまま腰掛けても、
上半身が後傾したり、
前へずり落ちそうな人
③立ち上がろうにも、硬さのせいで
上半身を前傾できず、立ち上がり
動作が困難な人
④歩き出そうにも、硬さのせいで
体重移動がジャマされ、最初の
1歩が出ない人
⑤歩き出しても、硬さで体重移動が
不十分なため、すり足になったり
つまづいたり、小刻みな歩行に
なったりする人
⑥動作全般に硬さ・ぎこちなさが
目立ち、不安定な人
2. 身体の硬さのせいで「痛み」が
出ている人、その痛みのせいで
動きにくい人
①動こうとするとアチコチ痛い人
(首・肩・腰・膝・足首など)
②介助で動かされると、アチコチ
痛がる人
③動きにくいせいで、「床ずれ」
などが出来やすい人
3. 介助者で、痛みやコリが出る人
①腰痛や四十肩、腱鞘炎などに耐え
ながら、介助・介護している人
②朝起きると痛む人(首や足など)
③血流不全性の「めまい」がある人
作品の概要 |
筋膜や筋肉が伸びにくくなっている
のに、引っ張られると「痛い」です。
皮膚でも何でも、本来伸びるものが硬く
伸びにくくなっている場合、引っ張られる
と「痛い」と感じます。
身体の立場としては、裂けたり断裂したり
することを避けたいので、「やめて!
引っ張らないで!」と痛みを出して訴えて
いるわけですね。
筋膜由来の「痛み」
筋膜・筋肉・皮膚はワンセットで動くので
それらの代表を筋膜としておきますが、
体を動かす機会が乏しいと、筋膜が伸び縮み
する機会も乏しくなるため、硬く伸びにくい
状態になって来ます。
長期臥床状態にある高齢者などは、体が板状
に硬くなり、上半身を曲げることすら困難に
なって来ます。
この状態で介助で無理に起き上がらせたり、
腰掛けさせたりしようとすると、ご本人は
「「痛い!何するの!」と怒りかねません。
介助者の痛みやコリも硬さのせいかも
腰痛や肩の痛みなどを抱える介助者も、体の
硬さがその原因の可能性があります(確かめる
なら、ほぐして痛みが軽減・消失すれば、その
要素があると分かります)。
介助で使った自分の身体をほぐさず放置すると
運動後に整理体操をしなかった翌日のように
身体が硬くなってしまいます。
硬いまま動くと介助者にも痛みが出ますし、
痛みまで行かなくても、筋肉の間を通る血管が
圧迫され血液やリンパの流れが悪くなり、
コリやめまいなどが出やすくなります。
痛みを訴える部位に原因がない?
筋膜由来の痛みの場合、他の部位が硬くなり
そこへ筋膜が引っ張られてつらくなった部位が
悲鳴を上げます(痛みを訴えます)。
つまり、痛みを発している部位は無実で、
「真犯人」は別な部位なわけです。
無実な部位のレントゲンを撮っても当然、
「異常なし」となりますし、そこを治療しても
一時しのぎなので、改善しません。
「病院へ行ったけど、治らなかった」という
痛みは、これが多そうです。
作品の目次 |
●硬くて、痛くて
●寝返れない
●横向きの寝方もできない
●キンマクくんが硬くなる時
●キンマクくんが硬くなると、
痛みにつながる
●いきなり腕や脚を動かされると、
つらい
●寝違えは、本当に寝違えたの?
●腱鞘炎の痛みも、使い過ぎ+硬さ
●腰痛も筋膜が硬いと起こりやすい
●五十肩ほか、関節の内圧が高まり
起こる痛み
●身体の背面が硬いと、何が困るか
①起き上がれない
②腰掛けられない
③車イスから、ずり落ちる
④立ち上がれない
⑤歩きにくい
●硬さは波及して行く
●痛みのある部位に問題があるとは
限らない
●硬さの悪影響のまとめ
●筋膜が伸びなくなる要因のまとめ
①気温が低下して、身体が冷える場合
②体重で押しつぶされている時間が
長い場合
③活動量が乏しい場合
④筋肉をよく使った後に、ほぐす等の
ケアが不足する場合
⑤硬くなったまま放置して、全身的に
硬さが波及してしまう場合
●ほぐす際の考え方
1. 上半身:胸と肩甲骨を挟んでほぐす
①身体が許す部位を、許す方向から
始める
②まずは片手をほぐす側に使う
③軽く小さく「ゆする」
④両手を使う理由
⑤左右の手を反対方向へほぐす
2. 上半身と下半身:肩甲骨とその
反対側の太腿外側を挟んでほぐす
①開始姿勢
②方法
●腕をほぐす
●脚をほぐす
●自分をほぐす(セルフケア)
↑ 痛みの原因が痛む所にない仕組みも
ご紹介しています。
関連書籍 |
筋膜由来のコリや痛みの「セルフ・ケア」に関しては、 主に次の本に取り上げています。
※下の画像をクリックで、本のご紹介ページへ移動します↓
作品の補足 |
1. YouTube
出版作品 |