2作目 「身体の土台をつくる」
表紙
タイトル |
「家族もできる、
あまり動けない人へのリハビリ」
~その2:身体の中心を安定させる~
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Amazonにて
この本の主な対象者 |
1. よく転ぶ人、
転びそうになる人
①転倒歴がある人
②動作が不安定な人
③歩く際に最初の1歩が
出にくい人
④すり足や小刻みな
歩行になる人
⑤つまづきやすい人
⑥方向転換や、またぐ動作
などが困難な人
2. 腰掛けた際に、
骨盤が水平にならない人
①お尻の筋肉に左右差がある人
②その結果、腰掛けた姿勢全体が
ゆがんでしまう人
3. お尻に筋肉のクッションが
乏しい人
①尻餅をついて骨折経験がある人
②腰掛けていると、お尻がすぐに
つらくなる人(病院の待ち時間
などに耐えられない人)
③お尻まわりに「床ずれ」が
できやすい人
作品の概要 |
「お尻まわりの筋肉」は大事な仕事を
いくつもこなすスーパーマンです。
それがやせてフニャフニャになると、その分
大変なことになりかねません。
「お尻まわりの筋肉」は、普段どんな仕事を
してくれているのでしょうか?
①転倒を防いでくれている
「転倒=上半身の落下」です。重い上半身
を支える仕事は、骨や筋肉など、いろんな
パーツの協働作業ですが、中でも主役級の
仕事をするのは「お尻まわりの筋肉」です。
何十㎏もある上半身を支えるような大きな
仕事をするために、お尻まわりの筋肉は
生まれながらに大きく設計されています。
②尻餅の衝撃を和らげてくれる
尻餅をついた時に太腿の付け根付近を骨折
することが高齢者ではよくあります。
骨が弱くなっているなどの要因もありますが、
衝撃を和らげる天然のクッションとしての
「お尻まわりの筋肉」がやせていると、
衝撃がモロに骨に伝わるため、骨折しやすく
なりますね。
③片脚を挙げるための「踏ん張り」
歩行でも、方向転換でも、浴槽のまたぎ動作
でも、片方の脚を空中に浮かせる必要がある
動作では、反対側で踏ん張る必要があります。
反対側が片脚で踏ん張る際に、重い上半身が
落下しないように支える主役は「お尻まわり」
の大きな筋肉です。
階段昇降など浮かせる脚の「滞空時間」が
より必要な動作ほど踏ん張る側のお尻の安定
が必要になります。
また、同じ理由で「つまづき(浮かせ方が
不十分)」、「歩き出しの1歩が出ない
(浮かせられない)」、歩いても「すり足
(浮かせ方が不十分)」、「小刻み歩行
(浮かせても保持力が弱くすぐ着地)」に
なっている要因の可能性がありますね。
いずれも、「お尻まわりの筋肉」をつくって
あげて、動作が改善(安定化)するなら、
「やっぱりお尻だったね」と分かります。
④「床ずれ」を起きにくくする
床ずれ(褥瘡)は、長時間・長期間にわたり
体重などの圧力が、骨の出っ張りなどの狭い
部位にかかり続け皮膚が負けると起こります。
皮膚などをつくる栄養面の要素もありますが、
長期臥床状態にある人などは、限られた部位に
圧力がかかり続けることと、「やせてしまう」
ことにより、骨が出っ張ってくるために尚更、
お尻まわり(仙骨部など)に床ずれが起こり
やすくなってしまいます。
⑤姿勢の安定化で生活の質UP
腰掛けている姿勢では、重い上半身を載せる
「土台」は、お尻まわりの筋肉になります。
片方のお尻がやせてしまうと、骨盤が傾く
ため、その上に載る上半身も影響を受けて
ゆがんでしまいます。
また、左右ともお尻がやせていると、坐骨
(お尻の下側に出っ張った骨)が座面に
ゴリゴリあたって痛いので、長い時間その
姿勢を取ることが難しくなってしまいます。
いずれにせよ、上半身を起こした状態で一定
時間を過ごせません。
車イスを使っていても、病院の長い待ち時間
に耐えられなかったり、家族と一緒に食事を
したくても食事が終わるまで掛けていられ
なかったりします。
お尻まわりの筋肉と「生活の質」とは深い関連
がありますね。
⑤お尻まわりの筋肉をつくって好転
上記のような悪影響が、お尻まわりの筋肉が
やせてフニャフニャになっていたせいである
場合は、筋肉をつくれば自ずと改善します。
しかし、お尻まわりの大きな筋肉をつくる
ために、長期臥床状態の人などに高負荷な
方法を行うのは無理があります。低負荷で
カンタンにできる方法があるといいですね。
作品の目次 |
●土台なしに、家は建たない
●土台は、お尻まわりの筋肉
●お尻まわりの「後方」が弱いと
●お尻まわりの「側方」が弱いと
●尻餅をついた時の「救世主」
●見守りがない時間帯の「ガードマン」
●動作を安定させる
●歩行・階段・移乗が安定する
●お尻まわりの「床ずれ」を防ぐ
●弱い側の見分け方
●お尻まわりの筋肉をつくる
●トントンする際の開始姿勢
●自分自身で行う方法
↑ ドアをノックするような
カンタンな方法で土台を
つくって行きます。
作品の補足 |
1. YouTube
出版作品 |