「他者との関係」で苦しんでいる
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他者との「人間関係」に関しては、苦しみフローの「仕事」→「人間関係」のところでご紹介していますので、そちらをご覧下さい→該当ページへ移動する
次に、他者との「コミュニケーション」に苦しんでいるのであれば、まずは「コミュニケーション」を誤解していないか、というところから見直してみましょう。
「Communication」は「Com」という接頭語がついている通り、「~と共に」というのが基本概念にあります。つまり、相手との「共有が鍵」になるので、これを大前提にしないと誤解しやすくなります。
コミュニケーションに関する、ありがちな「誤解」には、以下のようなものがあります。
①「コミュニケーション=しゃべること」という誤解
②コミュニケーションを「目的」にしてしまう誤解
これらは、どういうことでしょうか?
まず。①に関してですが、
語源的に相手との「共有」が前提にあるのがコミュニケーションなので、相手を気にせずベラベラしゃべりたおすような「一方通行なもの」は、コミュニケーションではありません。
だから、「おしゃべりが上手い人」が決して「コミュニケーション上手な人」ではありません。そうではなく、相手との「共有率を高められる人」が「コミュニケーション上手な人」です。何かを説明する場合なら、分かりやすい表現や例え話を駆使して「共有率」を高めてくれる人ですね。
ちなみに、相手との「共有」がなされるなら、言葉を介してでなくても、何でもいいですね(表情やジェスチャーなど)。
だから、口下手な人や寡黙な人が、「自分はコミュ障だ」などと思い込むのは、誤解もいいところです。意思などを相手と共有するために「言葉」以外のものを駆使すればいいだけですからね。
また、②に関しては、
「コミュニケーション」自体が目的(ゴール)と誤解している場合です。
コミュニケーションは、何かを達成するための「手段」であって、「目的」ではありません。
例えば、会社で「このプロジェクトを円滑に進めるために、関係他部署とコミュニケーションを取りながらやれ」と指示されたりする場合、目的は「プロジェクトを円滑に進めること」ですね。
他にも、例えば、野球のバッテリー(投手と捕手)がジェスチャーでサイン交換する(コミュニケーションを取る)のは、それ自体が目的ではなく、「打者を抑えること」が目的ですね。
このように、コミュニケーションは何かを達成するための「手段」であって、決して「目的」ではありません。これを「目的」だと誤解すると、おかしなことになって苦しみかねません。
もし、誰かと仲良くしたいのに、「私は口下手だから」ということになってしまいかねません。だったら、表情や仕草、配慮や行動など、言葉以外を駆使して相手との「共有率」を高めればいいでしょう。
そういう観点で見ると、あなたがもし周囲の人達から「あいつはコミュ障」のように言われたとしても、コミュニケーションを誤解し、あなたとの共有率を高めようとしない(その術を持たない)その人達の方が、コミュ障の可能性があることが分かってもらえるでしょう。
いずれにせよ、あなたが「共有率を高めたい」と願う相手と、実際に共有率を高めるためにスキルが不足しているなら、身につければいいだけです。
以下のように、「受け手」のスキルと「発し手」のスキルとに分けて、取り組んでみると身につけやすいですよ↓
【関連動画】
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↑もしあなたが、「コミュニケーション」を誤解していることで苦しんでいるなら、まずは誤解を修正してみましょう。
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↑コミュニケーションを「目的」だと誤解している場合も、不必要に苦しみかねません。
コミュニケーションはあくまで、何かを達成するための「手段」ですね
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