人間関係が苦しい
「類は友を呼ぶ」なのであれば、その逆の状態、つまり「性質が異なるもの」同士が一緒にいると、基本的には「ストレス」になり得ます(よほど「相性」が良い場合は別ですが)。
ストレス要因(ストレッサー)との接点をなくすことができれば良いのですが、「家族」「学校のクラス」「職場」など、決まった「枠」に押し込められてしまう場合は、そうも行きませんね。
そうなると、「枠」の中での相性や、立場の強弱などの影響で、あなたは苦しみかねません。
例えば、相手は攻撃的・暴力的、あなたは調和的・平和的だったりすると、あなたはより「ストレス」を感じやすくなりそうです。
では、どうすればいいのでしょうか?
特に、あなたが弱い立場の側である上に、まだその環境から離れられない状況なのであれば、何か対策を取らないと精神衛生上よくないです。
ストレス発散などの対処療法も悪くないですが、ストレスの蓄積具合やあなたの余力の程度によっては、対応に限界がありますね。
対策としては、以下のように、大きく2通りあります。
①「分析→改善」のスキルを身につけること。
②「ストレス自体」を感じにくくなるようにしてみること、です。
これらは、どういうことなのでしょうか?
①に関しては、
「主観」を排して、「客観的に判断する」ことが鍵になります。
主観的に「あの人は私を嫌っている」と負の憶測を重ねると、妄想が拡大しかねず、自分で自分を苦しめてしまいます。
例えば、あなたが誰かに挨拶をした際に、相手が考え事をしていて気づかなかったのに、あなたは「無視された。やっぱり嫌われてる」と悶々としてしまうような感じです。
客観的・分析的なアプローチを身につけると、必要に応じて確認・調査の手順が入ります。
例えば、「もう少し大きな声で挨拶してみると、どうなるだろう」「相手の正面に来て、注意を引きつけてから挨拶するとどうなるんだろう」「私が笑顔で挨拶するとどうなるんだろう」という感じで確認し、
それでも無視されるなら「なるほど。そういうことか(私は今後も挨拶するけど、この人からは返って来ない前提でいよう)」と判断できたり、「こういう条件下なら挨拶し返してくれるのか(ならば、今後そうしよう)」などと判断できたりします。
仮に「私には挨拶してくれない人だ」と判明したとしても、憶測や妄想で苦しむよりは、よほどサッパリしますよ😉
「分析→改善」のスキルを身につけると、このように「改善の余地」を割り出してそれを埋めやすくなりますし、「余地なし」と割り出せたら「撤退しよう(そのように付き合おう)」という判断もしやすくなるので、「この件に関しては、これ以上悩んでも仕方ない」と割り切りやすくなります。もちろん、「時間が解決」することもあり得るので、しばらくしたら、また「確認・調査」などをしてみればいいですね。
また、②に関しては、
「あること」を習慣的に行っていると、心が重く苦しくなってしまいやすいので、それをやめて心を軽くラクにすることが「肝」になります(下の書籍紹介やリンクをご参照下さい)。
「愛情」の反対は実は「憎しみ」ではなく、「無関心」という説がありますね。
「愛情」も「憎しみ」も相手に「執着」しているという点では同じなので(性質がプラスかマイナスかの違いだけで)、その反対は「執着していない」状態というわけです(無関心とまでは言いませんが)。
ならば、「執着していない=良い意味で、どうでもいい」という状態になってしまえば、あなたの心が軽くラクになるのは、イメージしやすいですね。
昨日までは「イヤなこと」「不快なこと」だったものが、良い意味で「どうでもいいこと」になって行けば、
あなたの心はどんどん「重荷」をおろして行くことになります。
方法としては「あること」をやめてみるだけなので、①の「分析→改善」のスキルを身につけることと比べれば、拍子抜けするくらいシンプルです😄
ただ、①と②はアプローチが異なりますし、両方を使いこなせた方が「人間関係」で悩みにくくなるためベターです。気になる方からトライしてみて下さいね↓