「腰」にコリや痛みがある
※医療機関にてレントゲンやMRIなどで検査
しても、「異常なし(損傷などがない)」と
言われたけど痛い場合のお話です。
「筋膜由来」のコリや痛みの概説は、「首に
痛みがある」のページをご参照下さい。
腰は上半身と下半身との「境」にあるため、
体を曲げようとすると、筋膜は上へも下へも
引っ張られて「引き裂かれるような位置」に
あることになります。
全身を覆う筋膜が柔軟性を保てている間は
上下に引っ張られても大丈夫ですが、各々
が硬く伸びにくい状態になっているのに
無理に体を曲げたりしようとすると、腰は
上下に引き裂かれるようなストレスを受け
「無理に引っ張らないで!」と悲鳴を上げ
ます(痛みを発して動きを止めに来ます)。
そのような「筋膜由来」の腰痛の場合は、
腰に筋膜の「ゆとり」を戻してあげると
訴え(痛み)はおとなしくなりますね↓
【関連動画】
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※画像のクリックで動画へ進みます↓
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↑上司(上半身)にも部下(下半身)にも柔軟 性が乏しい場合、その間を取り持つあなた (腰)は、引き裂かれるようなツラい状態に なってしまいますね
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ちなみに、高齢者で起き上がり時に腰の痛み
が訴える人がいますが、腰に筋膜の「ゆとり」
を戻して痛みが軽減・消失するなら、
「筋膜由来の痛み」だと判断できます
(少なくとも、その要素は含まれると判断
できます)。
長時間・長期間、仰向けで寝ていることが
多い高齢者だと、自分の体重で背面(の
筋膜)を押しつぶして硬くしてしまいます。
そこに不動や気温・体温の低下などの要素が
加わると、筋膜はなおさら伸びにくく(滑走
しにくく)なってしまいます。
仰向けに長く寝ている影響で他のタイプの
腰痛が出る場合もあります↓
【関連動画】
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↑仰向け(天井向き)で長期臥床している人 は、背中(背骨)が扁平に近づくことがあり そのために腰痛が起こることがあります。
背骨がたわみにくくなると、上体を起こす際 に、重さや衝撃が背骨の根元付近(腰)に 一気にかかって痛みが出やすくなるためです
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余談ですが、胴体を曲げにくい状態だと、介助
で上体を起こしても、体が「後傾位」になり、
安定的に腰かけることができません。そのまま
車椅子などへの移乗をしても、「ずり落ち」の
原因になってしまうことがよくあります↓
【関連動画】
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↑体(の特に背面)が硬くなって起こる「負の 連鎖」をご紹介しています。単に「離床さえ すればいい」というわけには行かないですね
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また、同じ「筋膜由来」の痛みでも、パターン
が異なる腰痛もあるので、ご紹介しておきます↓
【関連動画】
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↑関節を成す骨同士が接近して痛みが出る のは、腰も同じです。この痛みが出る場合 は、全身的に硬くなっている状態なので、 ほぐす必要がありますね。
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カンタンにほぐす方法や、ほぐす際の注意点
などは、書籍に書かせてもらいました。
自分自身に施すセルフの方法は、「その4」
にも少し書いていますが、それをメインに
取り上げた書籍も今後リリース予定です↓
【関連書籍】
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↑筋膜が硬くなり痛みが出る色んなパターンや その対応方法などをご紹介しています
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自分自身でサッと症状を軽くする「セルフ」 の方法を掲載した書籍(執筆中)↓
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※今後、ご紹介のページもつくって行く予定 です。
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