「肩」にコリや痛みがある
※医療機関にてレントゲンやMRIなどで検査しても、「異常なし(損傷などがない)」と言われたけど痛い場合のお話です。
「筋膜由来」のコリや痛みの概説は、「首にコリや痛みがある」のページをご参照下さい。
全身を覆う筋膜が硬く縮こまり、伸びにくく(滑走しにくく)なった状態は、キツキツの全身服を着ているような状態だとイメージしてみて下さい。
その状態で体を動かそうとすると、腕や脚の「付け根」など可動範囲が大きい部位に、より大きな負担がかかります。
服ならば腕の付け根がビリっと破れますが、筋膜の場合は破れるわけにはいかないので、その前に「もう引っ張らないで!」と悲鳴を上げて訴えます(痛みを発して、動きを止めに来ます)。
筋膜の硬さの程度がひどければ「痛み」に直結しますし、そこまでひどくなくても「コリ」として感じる可能性があります。いずれにせよ、体としては「キツくてツラいから、緩めて!」と改善を促して来ているわけですね。
このように筋膜の「ゆとり」がなくなって痛みやコリが起こっているのなら、それらを訴える部位に筋膜の「ゆとり」を戻してあげれば、おとなしくなる(痛みやコリが軽減・消失する)はずです。
あなたの痛みやコリが本当に「筋膜由来」のものか(少なくとも、その要素が混ざっているか)を確かめるなら、一時的にでも筋膜の「ゆとり」を戻してどうなるかを試してみればいいですね↓
「肩のコリ」は非常によくある症状ですが、「肩の痛み」も中高年には一般的です。
「もう歳だから」とか「病院で異常なしと言われたから、耐えるしかない」とあきらめないで下さい。「筋膜由来」の痛みの場合、ご自分でも改善できる可能性があります。
「肩が痛くて、寝返りがうてない」「服を着るのがツラい」「電車のつり革を持てない」など痛みのせいで制限された生活から解放される余地を、ぜひ試してみて下さいね↓
また、「肩」と言っても腕の付け根だけでなく「肩甲骨」の周辺がコリなどでツラい場合もよくあります。
特に、肩甲骨の内側は、デスクワークなどで「前肩」の状態が定着してしまうと、慢性的にコリやすい部位な上に、関節の仕組み的に歩く際の腕の振り方まで変化してしまうのでご自分がそうだと気づいたら、早目にケアしてあげて下さいね↓
【関連動画】
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↑肩甲骨の内側は、ボールや柱の角にあててグリグリやると痛気持ちいい部位ですが、筋線維を痛めて炎症(もみかえし)を起こしかねないので、根本から改善してあげた方がいいですね。
パソコンやスマホなどをやり過ぎていると、「前肩」が固定化し、歩くと腕を横に振る車の「ワイパー」のような歩き方になりがちです。あなたは歩く際に、腕を前後に振れていますか?
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