第184号:レナト式リハビリのフロー88:介助とは17 ~拒否する相手へのアプローチ7~

 

 

 

<第184号(2022.10.29)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第183号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー88

  「介助とは17 ~拒否する相手へのアプローチ7~」



■編集後記:スポーツの秋ですね





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■レナト式リハビリのフロー88

  「介助とは17 ~拒否する相手へのアプローチ7~」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「そもそも、介助ってよく分からない(もう少し説明が欲しい)」

https://no-pain-yes-gain.com/free/w212








最近は、上記URLの内容に関連して、「介助とは」というテーマで「そもそも論」をご紹介しています。

直近では、高齢者など相手が介助やリハビリを「拒否」する場合の対応の話へ入っています。

前回からは「(相手の)体が拒否」するケースをお伝えしています

介助でも力の加え方がマズいとそれを引き起こしますが、「リハビリでも同じことが起こります」ということを、今回は余談的にご紹介します。








レナト式リハビリでは、「体(全身の覆う筋膜)の硬さ」をほぐす作業も大切にしています。

その硬さは、姿勢や動作の改善を「ジャマするもの」の代表例だからです。

そして、ほぐす際は決して「体がイヤがる(拒否する)方向」から始めないことが大事になります。

これもカンタンにご自分の体で試せますので、この後ご紹介する方法で実感してみて下さい。








例えば、あなたがスマホを持つ時間が長くて、胸の筋肉(筋膜も)が硬くなってしまったとします。

胸をほぐしたいのですが、上下・左右・斜め方向など、どちらからほぐし始めますか?

体としては、どの方向からでも良いわけではありません。

「まだそっちの方向は(より硬いから)ほぐさないで」という意思を、「筋膜の寄せにくさ」で示します。

体がイヤがる方向へ無理にほぐそうとしても、防御反応でむしろ縮こまってしまいかねません。







具体的にやってみましょう。

硬い胸にあなたの手のひらをあてて(服の上からでもOKです)数秒待つと、手が胸になじんできます。

そうしたら、上下・左右・斜めなど色んな方向に筋膜を(筋肉や皮膚ごとで良いので)寄せようとしてみて下さい。

おそらく、方向によって「寄せやすさ」に多少の差があるでしょう







その最も寄せやすい方向が、今のあなたの「体が許してくれる方向」です。カンタンですね。

最初に「最も許してくれる方向」からほぐし始めれば、そのうち「最初は拒否された方向」にも許してもらいやすくなりますよ。

これが結局は、「最短時間で、ストレスも最少でほぐす」ことにつながり、最も目的を果たしやすくなります。

「体の声を聴きながら」進めたことになるので、効率よく出来たわけですね。







これはマッサージとは異なる手技ではありますが、

マッサージでも本来、「体と対話」しながら行うのは基本のはずです。

私自身、マッサージ師からマッサージをよく受けていた時期がありましたが、

私の体と対話せず、マニュアル通りの順番で(ムリに)ほぐそうとする人が少なくなかったのは残念です。







この話には「相手本位」「体との対話」「北風と太陽」「急がば回れ」「悪循環から好循環」など、

これまでお伝えして来た大事なエッセンスが詰まっているので、次号で補足したいと思います。



ちなみに、筋膜を寄せながらほぐす方法に関しては、良ければ以下もご覧下さい↓

【関連書籍:他者に施す場合】

https://no-pain-yes-gain.com/free/w16


【関連書籍:セルフの方法】

https://no-pain-yes-gain.com/free/w362


【関連動画(再生リスト):】

https://www.youtube.com/playlist?list=PL87Hh0oDQOddcjvPF-0dvutm6kVMe4eI7








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■編集後記
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野球で言えば、日本シリーズや米国のワールドシリーズが開催されていますし、

サッカーで言えば、来月から4年に一度のW杯がいよいよ始まります。

私は観戦が専門になっていますが(笑)、最近は放送が観れない試合でも、

YouTubeなどでダイジェストが観れるので、いい時代になったなあと感じています。







ハイレベルな試合は、純粋にスポーツとして観ても面白いのですが

動作改善を生業とするリハビリ専門職として観ると、また違った楽しみが色々とあります。

各選手が、自分の体格や肉付きなどをうまく活かせているかどうか等は、観ていて本当に楽しいですね。

特に、日本人選手は体格的な不利がよく言われますが、敏捷性など有利な点もあるので、

自分を最大限に活かして、プレーを楽しみ尽くして欲しいと思います。

皆さんも一人一人が個性的な体を持っているので、それを楽しみ尽くして下さい。










最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172