第295号:レナト式リハビリのフロー198:片麻痺への対応110 〜片麻痺関連の余談49:〜街中で見かける介助43〜
<第295号(2024.12.14)>
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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜
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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。
第295号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー198
「片麻痺への対応110〜片麻痺関連の余談49:〜街中で見かける介助43〜」
■編集後記:2025年問題は、高齢社会関連だけではありません('Д')
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■レナト式リハビリのフロー198
「片麻痺への対応110〜片麻痺関連の余談49:〜街中で見かける介助43〜」
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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓
https://no-pain-yes-gain.com/free/w186
今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。
片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、
片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。
いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。
「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。
介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、
介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、
リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。
今回も、片麻痺者の動作能力を上げて、介助者の負担(介助量)を減らす話には変わりありません。
さらに言うと、レナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱(足りないものは足す、ジャマするものは取り除く)」の、「ジャマするものは取り除く(減らす)」の方の話になります。
片麻痺者(過緊張タイプ)の「体(筋膜)の硬さ」は動作をジャマするので、それをを取り除いたり(減らしたり)、普段から柔軟性をできるだけ保つように先手を打つことで、
ご本人の動作能力の向上や事故リスクの軽減、介助者であるあなたの介助負担の減少などを目指しましょう。
効率よくサッと筋膜(筋肉)を緩めることで、体の柔軟性を取り戻したい場合、
概要としては、筋膜ラインの「交点」を狙ってほぐすと手っ取り早いので、
具体的な方法などをご紹介すべく、(ご自分の体で試しやすい)手首からご紹介を始めています。
【参考:比較的ササっと、全身の硬さを取りやすい方法の本】
https://no-pain-yes-gain.com/free/w362
前回は、コリや痛みにつながりやすい体(筋膜)の硬さが、
どういう条件で起こりやすいかのまとめ的な内容に入り、主な要素を列挙しました。
今回からは、その各要素を掘り下げ、対応などをご紹介して行きます。
その最初は、このメルマガで(編集後記を含め)何度もお伝えして来た<温度関連>からです。
人間の体は自動的に、一定の体温を維持しようとしています。
周囲の気温が低いと(または下がると)、体温を失わないように体を縮めるのは経験則で分かるでしょう。
その際、全身を覆う筋膜も縮こまるし、その状態が長く続けば伸縮性が低下しそうなことは(硬くなりそうなことは)イメージしやすいですね。
全身タイツが硬く伸びにくくなっているのに、無理に動こうとすると、引き伸ばされる関節部が破れそうになる(痛む)のは当然と言えば当然です。
これが起こるのは、寒い冬や、気温低下を感じる季節の代わり目だけでなく、
夏の冷房や、1日の中での気温差や室内外の気温差などでも起こる反応です。
筋膜が硬くなりやすい人の場合は、少しの気温低下でも硬くなって関節部が痛みやすいし、
朝起きた際の体温低下の状態ですぐに動こうとすると痛めたりするので注意が必要です。
この対策としては、単純に「冷やさないようにすればいい」なのですが、
どの程度あたたかくするのか、硬さを感じる際はどう動けば良いのかなど、
日常の具体的な対応に関して、次号でお伝えする予定です。
今はちょうど、気温がどんどん低下する時期なので、心当たりがある場合はよく注意して下さいね('ω')
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■編集後記
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コンピュータの「2025年問題」というものがあります。
ざっくり言うと、2000年になる際に起こった「誤作動騒動」が今回もあり得る、ということです。
ただ、どこにどの程度起こるかは予測しづらいので、
もしかしたら、システム関連の担当者は今回も、年が明ける際に職場に泊まり込んだりするのかも知れませんね。
私自身はパソコンを買い替える時期を探って来ましたが、
そういうゴタゴタが収まるのを見計らったり、
出始めのAI関連の機能向上やソフトの充実などを、
もう少し待つのが良いのかも知れませんね、、、('ω')
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46
・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172