第290号:レナト式リハビリのフロー194:片麻痺への対応105 〜片麻痺関連の余談44:〜街中で見かける介助38〜
<第290号(2024.11.9)>
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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜
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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。
第290号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー194
「片麻痺への対応105 〜片麻痺関連の余談44:〜街中で見かける介助38〜」
■編集後記:体は意外に冷えています
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■レナト式リハビリのフロー194
「片麻痺への対応105 〜片麻痺関連の余談44:〜街中で見かける介助38〜」
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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓
https://no-pain-yes-gain.com/free/w186
今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。
片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、
片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。
いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。
「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。
介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、
介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、
リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。
今回も、片麻痺者の動作能力を上げて、介助者の負担(介助量)を減らす話には変わりありません。
さらに言うと、レナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱(足りないものは足す、ジャマするものは取り除く)」の、「ジャマするものは取り除く(減らす)」の方の話になります。
片麻痺者(過緊張タイプ)の「体(筋膜)の硬さ」は動作をジャマするので、それをを取り除いたり(減らしたり)、普段から柔軟性をできるだけ保つように先手を打つことで、
ご本人の動作能力の向上や事故リスクの軽減、介助者であるあなたの介助負担の減少などを目指しましょう。
効率よくサッと筋膜(筋肉)を緩めることで、体の柔軟性を取り戻したい場合、
概要としては、筋膜ラインの「交点」を狙ってほぐすと手っ取り早いので、
具体的な方法などをご紹介すべく、(ご自分の体で試しやすい)手首からご紹介を始めています。
【参考:比較的ササっと、全身の硬さを取りやすい方法の本】
https://no-pain-yes-gain.com/free/w362
前号までで、体(筋膜)が硬くなった相手を比較的早くほぐしてあげる方法はご紹介しました。
今回は「セルフの方法」で、まさに上記のURLでご紹介している内容です。
セルフは特に、体が硬くなりやすい人(介助者も)が自分でサッとほぐすことを目的にしています。
例えば、筋膜に「ゆとり」が乏しい状態(体が硬い状態)で相手を介助し、あなたの腰をグキッと痛めるようなことを避けたいですね。
アプローチする体の部位は、相手に対して行った部位と基本的に同じです。
慣れてくれば自分の手でやれる部位もあるのですが、面積が大きな部位に対して自分の足(の裏)を使うことは出来ませんし(>_<)、
よりカンタンに早く行う意味でも、上記URLの本では「タオル類」をお勧めしています。
服の上から行えますし、服の上から行うなら、ある程度ゴワゴワした古いタオル類でもOKです。
相手に対して行った時と異なる主な点は、「筋膜を寄せなくても良い」ことです。
相手に対しては「寄せて、寄せた先で軽く振動刺激」でほぐしました。
ご自分の体にこれをしてくれてもOKですが、意外にうまく力が伝わらなかったりするので、
タオル類を使い、しかも服の上から「軽くこするだけ」で筋膜をゆるめて行きます。
例えば、あなたが自分の膝に痛みを感じるとします。
筋膜由来(筋膜が硬くなって、膝を曲げる際に引っ張られた筋膜が痛むタイプ)の痛みであれば、
膝周辺の筋膜をほぐして痛みがなくなれば「筋膜由来の痛み」の可能性が高いですね。
ならば、相手に対して行った際の部位(膝より少し体幹側や足首より少し体幹側の表面と裏面)から軽くこすってみると良いでしょう。
イメージとしては、これまで通り、筋膜の「ゆとり」が乏しくなっている部位に「ゆとり」を戻してあげる、というものです。
膝付近が乏しくなっているなら、膝周辺から軽くこすり、あたたまった感じがしたらその部位は終了、です。
膝周辺だけでは足りない(痛みやコリが減りにくい)なら、再度こすったり、更にその周辺の部位(お尻付近など)もやってみる、という具合ですね。
次回では、他の部位でもやってみましょう。「痛み」まではいかないけど、「コリ」を感じる場合も、ゆるめてラクになる筋膜由来のものなら、同様にやれますよ(^_-)-☆
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■編集後記
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最近は気温が下がって来たので、私も衣替えをしました。
でもなぜ、寒くなると暖かい服を着るのでしょうか?
逆に考えると、その「意義」が浮き彫りになります。
寒いのに暖かい服を着ないと、主に「体温が下がり(体が冷え)、色々と面倒なことになるから」です(>_<)
体が冷えると免疫力の低下などもありますが、体(筋膜)が硬くなってしまいます。
最近は特に朝が冷えるようになって来たので、起床してすぐのタイミングなど、
意外に体が冷えてしまっていて、急に動くと関節部などに痛みを感じやすい状況です。
かと言って、24時間ずっと暖房環境にいるわけにもいかないので、体を冷やさない意識とメンテナンス(本文のセルフごしごし等)で対応してみて下さいね('ω')
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46
・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172