第284号:レナト式リハビリのフロー188:片麻痺への対応99 ~片麻痺関連の余談38:~街中で見かける介助32~

 

 

 

<第284号(2024.9.28)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~


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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 










第284号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー188

  「片麻痺への対応99 ~片麻痺関連の余談38:~街中で見かける介助32~」




■編集後記:代表が代表しないと、おかしなことになりやすいです





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■レナト式リハビリのフロー188

  「片麻痺への対応99 ~片麻痺関連の余談38:~街中で見かける介助32~」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








今回も、片麻痺者の動作能力を上げて、介助者の負担(介助量)を減らす話には変わりありません。

さらに言うと、レナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱(足りないものは足す、ジャマするものは取り除く)」の、「ジャマするものは取り除く(減らす)」の方の話になります。

片麻痺者(過緊張タイプ)の「体(筋膜)の硬さ」は動作をジャマするので、それをを取り除いたり(減らしたり)、普段から柔軟性をできるだけ保つように先手を打つことで、

ご本人の動作能力の向上や事故リスクの軽減、介助者であるあなたの介助負担の減少などを目指しましょう。








効率よくサッと筋膜(筋肉)を緩めることで、体の柔軟性を取り戻したい場合、

概要としては、筋膜ラインの「交点」を狙ってほぐすと手っ取り早いので、

具体的な方法などをご紹介すべく、(ご自分の体で試しやすい)手首からご紹介を始めています。

【参考:比較的ササっと、全身の硬さを取りやすい方法の本】
https://no-pain-yes-gain.com/free/w362







最近は相手の硬くなった「大きな部位」のほぐし方についてお伝えして来ましたが、今回は「背中」です。

長時間・長期間の臥床などで背中(の筋膜)が硬く縮こまっていると、腰に筋膜の「ゆとり」が乏しくなり、

いざベッドから起き上がろうと体幹を曲げようとしても、背面の筋膜が突っ張って腰の曲がりをジャマします(痛みを発する場合もあります)。

体幹が曲がるように「腰」付近の筋膜の「ゆとり」を改善してあげたくても、いきなり「腰」にアプローチしても難しく、「背中」などの周辺からほぐさざるを得ないケースが多い、ということです。







相手の「背中」をほぐす際も、その硬さの程度によっては、あなたの「前腕」などで対処できる可能性がありますが、

筋膜の「ゆとり」がほとんど無いようなバリバリに硬い背中だと、「足(の裏)」でやった方が良いかも知れません。

もちろん、相手がうつ伏せになれる場合に限られますが、

最少努力で最大効果を狙うなら、足(の裏)は有効です。







あくまで筋膜ラインの「X字」は腰付近にあるので、「X字」に沿って斜めにほぐすのは腰の時でOKです。

その隣にある「背中」は、最終的に腰に向かって筋膜の「ゆとり」を寄せてあげられれば、「背中」自体をほぐす方向などは何でもいいです。

レナト式リハビリでは、筋膜を寄せようとする際に「体が許してくれる方向から」という基本があります。

「背中」が許してくれる方向から筋膜の「ゆとり」を増やし、徐々に腰へ向けて寄せてくる、、、というイメージですね。







ここで、あなたはもう気づいているかも知れません。

全身を覆う筋膜は「全身タイツ」のようなものだから、

体の後面・背面に「ゆとり」をつくりたいなら、体の「前面」からほぐした方が良いのでは?、と。

そうなんです。私も相手の体の後面・背面が硬すぎる(筋膜の「ゆとり」が無さ過ぎる)際には、体の前面からほぐすことがあります

次号では、体の前面をほぐす話に進んで行きましょう('ω')






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■編集後記
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総裁選がありました。結果うんぬんは別にいいのですが、

「党内の力学が働いた」など、国民をないがしろにしたという論調もあります。

政治というか、人間組織って、人数が増えると本当に複雑化しますね。

逆に、人数が極端に少ない例で考えるとシンプルで良いのですが。







例えば、10人しか構成メンバー(国民)がいなければ、

その代表者(達)は10人にとって極力メリットがあるように尽くしてくれそうです。

しかし、人数が百人、千人、、一億人となってくると、代表者(達)は、どこを向いて何をしようとするのでしょうか。

どういう場所でも代表者には難易度の高い作業が求めらるものですが、どうなるやら('ω')













最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172