第282号:レナト式リハビリのフロー186:片麻痺への対応97 ~片麻痺関連の余談36:~街中で見かける介助30~

 

 

 

<第282号(2024.9.14)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~


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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 










第282号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー186

  「片麻痺への対応97 ~片麻痺関連の余談36:~街中で見かける介助30~」




■編集後記:私の外国語版の書籍に、評価がついていました(^O^)/





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■レナト式リハビリのフロー186

  「片麻痺への対応97 ~片麻痺関連の余談36:~街中で見かける介助30~」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








今回も、片麻痺者の動作能力を上げて、介助者の負担(介助量)を減らす話には変わりありません。

さらに言うと、レナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱(足りないものは足す、ジャマするものは取り除く)」の、「ジャマするものは取り除く(減らす)」の方の話になります。

片麻痺者(過緊張タイプ)の「体(筋膜)の硬さ」は動作をジャマするので、それをを取り除いたり(減らしたり)、普段から柔軟性をできるだけ保つように先手を打つことで、

ご本人の動作能力の向上や事故リスクの軽減、介助者であるあなたの介助負担の減少などを目指しましょう。








効率よくサッと筋膜(筋肉)を緩めることで、体の柔軟性を取り戻したい場合、

概要としては、筋膜ラインの「交点」を狙ってほぐすと手っ取り早いので、

具体的な方法などをご紹介すべく、(ご自分の体で試しやすい)手首からご紹介を始めています。

【参考:比較的ササっと、全身の硬さを取りやすい方法の本】
https://no-pain-yes-gain.com/free/w362







「お尻まわり」は大きな部位なので、そこが硬くなっていると、ほぐしたくても、あなたの手指では太刀打ちしづらいです(疲れたり、痛めたりしやすいです)。

それで前回までは、「前腕(手首~肘までの部位)」や「上腕(肘~肩)」を使ってお尻まわりをほぐす方法をご紹介しました。

今回は、あなたの前腕や上腕を使ってもまだ負けそう(相手の体の方が硬い)場合、あなたの足(の裏)を使う方法をご紹介します。

足(の裏)で施術するのは決して失礼ではありませんが(海外にはそういうマッサージも存在しますし)、

相手の体に体重をかけ過ぎないように、あなたの手をどこかに置くなどしながら、荷重をコントロールする必要があります。






ほぐす要領はこれまでと同じです。

相手の体のほぐしたい部位に足(の裏)をあて、数秒経って馴染んで来たら、

相手の体が許してくれる方向(寄せやすい方向)から寄せるとほぐしやすくなります。

相手の足首や膝付近なら「X字」にほぐせばいいですし、相手のお尻付近なら前号までの斜めの線に沿ってほぐせばいいです。







私の場合は、サッカーをやっていたので、足を使うことに難がありません。

今でも床に落ちているゴミを足の指で挟んで、そのままゴミ箱へ捨てる習慣があるくらいなので、

足の裏でも足の指でも施術に使いますし、リハビリ現場では相手を介助する際にも足を頻繁に使っていました。

一般の人がどの程度、足を使えるか(慣れると使いやすくなるか)は個人差があるでしょうけど、

使えるようになると、手足をカバーできるので、かなりラクですよ(^_-)-☆






次号では、相手の体幹背面(背中や腰)をほぐす方法の話に進む予定です。

この辺の大きな部位に対しても、あなたが足(の裏)などを使えると、かなり少ない力で効率よく、相手をほぐしてあげることができます。

この世界には、色んな「可能性」があります。

一つひとつ、楽しんでやってみて下さいね(^O^)/






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■編集後記
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私は以下のように日本語で出版をしていますが、

https://no-pain-yes-gain.com/free/w25

実は外国語でも出版しています(英語、スペイン語、中国語)↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w24







先日、なんとなく英語版の販売ページをのぞいてみたら(https://www.amazon.com/Rehabilitation-Exercises-Limited-Mobility-Families-Part-ebook/dp/B07DRDHYZK/ref=sr_1_1?dchild=1&keywords=renato+rehabilitation&qid=1606283822&s=digital-text&sr=1-1)、

なんと、星評価をつけてくれている人がいました(しかも、星5つ)

私は他者からの評価というのをあまり気にしないので(>_<)、それを見に行くこともあまりないのですが、英語版にも良い評価をしてもらえたことは、率直に嬉しかったです。

私の考えは、「私からの情報を必要とする人が一人でもいれば、発信する価値がある」というものなのですが、

日本以外にもニーズがあるなら、3作目までしか出してない海外版の続編も、作成を検討してみようかなあと思いました(いつになるやら、ですが('ω')













最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172