第281号:レナト式リハビリのフロー185:片麻痺への対応96 ~片麻痺関連の余談35:~街中で見かける介助29~

 

 

 

<第281号(2024.9.7)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~


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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 










第281号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー185

  「片麻痺への対応96 ~片麻痺関連の余談35:~街中で見かける介助29~」




■編集後記:季節の変わり目には、例の注意です





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■レナト式リハビリのフロー185

  「片麻痺への対応96 ~片麻痺関連の余談35:~街中で見かける介助29~」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








今回も、片麻痺者の動作能力を上げて、介助者の負担(介助量)を減らす話には変わりありません。

さらに言うと、レナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱(足りないものは足す、ジャマするものは取り除く)」の、「ジャマするものは取り除く(減らす)」の方の話になります。

片麻痺者(過緊張タイプ)の「体(筋膜)の硬さ」は動作をジャマするので、それをを取り除いたり(減らしたり)、普段から柔軟性をできるだけ保つように先手を打つことで、

ご本人の動作能力の向上や事故リスクの軽減、介助者であるあなたの介助負担の減少などを目指しましょう。








効率よくサッと筋膜(筋肉)を緩めることで、体の柔軟性を取り戻したい場合、

概要としては、筋膜ラインの「交点」を狙ってほぐすと手っ取り早いので、

具体的な方法などをご紹介すべく、(ご自分の体で試しやすい)手首からご紹介を始めています。

【参考:比較的ササっと、全身の硬さを取りやすい方法の本】
https://no-pain-yes-gain.com/free/w362







「お尻まわり」は大きな部位なので、そこが硬くなっていると、

ほぐしたくても、あなたの手指では太刀打ちしづらいです(疲れたり、痛めたりしやすいです)。

それで前回は、以前にご紹介した「前腕(手首~肘までの部位)」を使ってお尻まわりをほぐす方法をご紹介しました。

今回は、前腕でも負けそうなくらい対象部位が硬い場合は、「上腕(肘~肩)」も使ってみましょう、というお話です(ほぐす要領は同じで、あなたが使う部位が異なるだけです)。







表・裏と使えた前腕と異なり、上腕の場合は表(外側)しか使いづらいです。

例えば、ベッド上にて横向き(側臥位)で寝ている相手のお尻まわりに対して行うとしましょう。

あなたの上腕外側の広い面を、ほぐしたい部位にあて、馴染んで来たら、いつものように筋膜を(筋肉や皮膚と一緒に)寄せ、寄せた先で軽く振動刺激です。

コツとしては、決して腕だけでほぐそうとせず、むしろ腕はあなたの体幹の横に固定して、あなたの体全体を小刻みに動かしながら、ほぐすと良いですよ。







そうすれば、あなたは(手指や前腕と比べて)少ない力で、相手の大きく硬い部位をほぐすことができますし、

あなたの手指や手首などを痛めなくて済みます(保護することができます)。

何事も継続しやすくするには無理があってはいけないので、あなた自身の体のどの部位を使うのかも、柔軟に使い分けて引出し(技)を増やしてみましょう。

その意味では、あなたの「足(の裏)」も、ほぐす手段に使えるので、次号ではその方法も余談ついでにご紹介します。慣れれば、上腕でも足(の裏)でも、状況に合わせて使い分けることができるようになりますよ(^_-)-☆





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■編集後記
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先日の台風が過ぎた辺りから、少し涼しさを感じる場面が出て来ました。

まだまだ暑いとは言え、湿度が少し下がり、

これまでかけていたエアコン(除湿)をつけなくても過ごせる場面が増えました。

近所のスーパーにも秋を感じる食材が並び始めたので、季節が変わるんだなあと感じます。







最近は本文で「ほぐし(筋膜由来の硬さ)」を取り上げているのでちょうど良いのですが、

季節の変わり目には、筋膜が硬く縮こまりやすい要素があるので、注意してみて下さい。

それは、これまでのペースで冷房をかけたり、窓を開けて(網戸で)寝ていたりすると、

思った以上に体が冷えて(筋膜が縮こまり)、筋膜由来の痛みなどにつながりやすいことです。もう耳にタコな話かも知れませんね(^_-)-☆



















最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172