第279号:レナト式リハビリのフロー183:片麻痺への対応94 ~片麻痺関連の余談33:~街中で見かける介助27~

 

 

 

<第279号(2024.8.24)>

 

 

 


 

☆★☆──────────────────────────────────────


家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~


───────────────────────────────────────── 





発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 










第279号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー183

  「片麻痺への対応94 ~片麻痺関連の余談33:~街中で見かける介助27~」




■編集後記:集中豪雨→冠水のニュースが多いですね('ω')





_______________________

■レナト式リハビリのフロー183

  「片麻痺への対応94 ~片麻痺関連の余談33:~街中で見かける介助27~」

_______________________






今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








今回も、片麻痺者の動作能力を上げて、介助者の負担(介助量)を減らす話には変わりありません。

さらに言うと、レナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱(足りないものは足す、ジャマするものは取り除く)」の、「ジャマするものは取り除く(減らす)」の方の話になります。

片麻痺者(過緊張タイプ)の「体(筋膜)の硬さ」は動作をジャマするので、それをを取り除いたり(減らしたり)、普段から柔軟性をできるだけ保つように先手を打つことで、

ご本人の動作能力の向上や事故リスクの軽減、介助者であるあなたの介助負担の減少などを目指しましょう。








効率よくサッと筋膜(筋肉)を緩めることで、体の柔軟性を取り戻したい場合、

概要としては、筋膜ラインの「交点」を狙ってほぐすと手っ取り早いので、

具体的な方法などをご紹介すべく、(ご自分の体で試しやすい)手首からご紹介を始めています。

【参考:比較的ササっと、全身の硬さを取りやすい方法の本】
https://no-pain-yes-gain.com/free/w362







最近は「下半身」に進んでおり、前回は少し切り口を変えて、あなたの手(指)など小さな部位で、相手の硬く大きな部位(脚や体幹など)をほぐさなくて済む別法の話に入っていました。

工夫しないと、あなたの指や手が負けてしまい(疲れたり痛めたりして)、続けられないことになりかねませんからね。

今回からご紹介する「お尻まわり」をほぐす際も同様です。

「お尻まわり」は大きな部位なので、そこが硬くなっていると、手指では太刀打ちできません。








「お尻もほぐすの?」と不思議に思われるかも知れませんが、ほぐします(笑)。しかも、とても大事な部位です。

重い上半身を支える仕事をするめに、お尻まわり(股関節まわり)には大きな筋肉がもともと集まっています。

体の中心部に近い部位でもありますし、そこが硬くなってしまうと上半身にも下半身にも悪影響が出やすいですね。

しかも、お尻は体重を受ける部位でもあることから、けっこう硬くなりやすい部位です。







次回は、前号でご紹介した「前腕(手首~肘までの部位)」を使ってお尻まわりをほぐして行きますが、

ご自分の「お尻まわり」を触って、硬さやボリュームに左右差がないか、などを確かめておいて下さい。

特に、立って作業をしていた後と、長時間座っていた後では、硬さなどはどう変化しているでしょうか?

車椅子などで長時間・長期間過ごす人は、どれだけ硬くなりそうか(硬さが定着しやすそうか)想像しながら、ご自分の「お尻まわり」を触ってみて下さいね(^_-)-☆







_________________

■編集後記
_________________


東京などでも冠水のニュースが増えました。

現地の排水システムで処理しきれない雨量だと、その土地の標高にかかわらず冠水しますよね。

冠水だけでも大変ですが、道路が川の流れのようになってしまうと

子供や高齢者などの事故も起こりそうですし、絶対になめてかからない方が良いでしょう。







水害はどこの国でもあり得ますが(最近は中東でもありますもんね)、

溢れて流れている水は決して綺麗なものではないので、衛生面も問題になります('ω')。

もし大地震と重なると、健康被害も拡大しかねないので、

やはり色々な備えを進めて行くのが良さそうです。

















最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172