第270号:レナト式リハビリのフロー174:片麻痺への対応85 ~片麻痺関連の余談24:~街中で見かける介助18~

 

 

 

<第270号(2024.6.22)>

 

 

 


 

☆★☆──────────────────────────────────────


家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~


───────────────────────────────────────── 





発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 










第270号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー174

  「片麻痺への対応85 ~片麻痺関連の余談24:~街中で見かける介助18~」




■編集後記:寒いよりはマシかも、だけど





_______________________

■レナト式リハビリのフロー174

  「片麻痺への対応85 ~片麻痺関連の余談24:~街中で見かける介助18~」

_______________________






今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








ここしばらくはずっと、レナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話を進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









最近は余談的に、「片麻痺に関するその他」に進んでいます。

これまで「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えし、最近は「介助」でした。

ただ、介助量やリスクを減らしたいなら、その場での介助スキルに頼り過ぎるより、

普段から(介助対象である)ご本人の能力を、リハビリで向上・維持しておいた方がいいですね。








今回も、片麻痺者の動作能力を上げて、介助者の負担(介助量)を減らす話には変わりありません。

ただしこれまでは、レナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱(足りないものは足す、ジャマするものは取り除く)」の、どちらかと言えば「不足は足す」方の話でした。

今回も「ジャマするものは取り除く(減らす)」の方の話で、片麻痺者(過緊張タイプ)の「体(筋膜)の硬さ」を取り除いたり(減らしたり)、

普段から柔軟性をできるだけ保つように先手を打つことで、過緊張タイプの片麻痺者の、動作まで硬くなって不安定になる(事故リスクや介助量が増す)ことを抑えたいものです。








効率よくサッと筋膜(筋肉)を緩めることで、体の柔軟性を取り戻したい場合、

概要としては、筋膜ラインの「交点」を狙ってほぐすと手っ取り早い、ということを前号でお伝えしました。

今回からは具体的な部位や方法の話に進みましょう。

比較的詳しく書いた書籍や以下になりますが、それを読んでいなくても(ある程度)分かるようにお伝えしたいと思います。

【参考:比較的ササっと、全身の硬さを取りやすい方法の本】
https://no-pain-yes-gain.com/free/w362







筋膜ラインの交点は体にいくつもありますが、分かりやすいところを四肢・体幹に分けてご紹介します。

まずは、自分で試しやすい場所にある部位である「手首付近」です

手首と言っても、手のひら側と手の甲側と両方ありますし、両方に対して(同時に)行います。

部位の位置は手首の曲がる部分付近ですが、もしここを触ってイヤな感じがするなら、少しだけ肘寄りの位置でもいいでしょう。








あなたの右手の手首付近に対し、あなたが左手でアプローチする想定でお話します。

右手首の真ん中付近(手のひら側の)にあなたの左手の親指をあて

その真裏(手の甲側の右手首真ん中付近)には、あなたの左手の指(中指と周辺の指)をあてます。

指をあててすぐに動かそうとせず、数秒で指がなじむのでそれを待ちます。







ほぐす際の動かし方は次号でお伝えしましょう。

手首付近は面積が小さいので、指をあてて行いますが、

今後、面積がより大きい部位に対しては、手のひら等をあてて行うようになります。

ほぐす動かし方も基本的には共通しているので、ご自分の体で触れる部位で練習することで、コツをつかんでみましょうね。



_________________

■編集後記
_________________


東京は昨日から少しヒンヤリしています。

最近はけっこう蒸し暑くなり始めていて、

部屋にいるだけで汗をかくくらいまでになっていたので、

暑さが一休みしてくれるのは助かります。








私自身は寒さより暑さの方が耐えやすいのですが、

昔、南米アマゾンの街へ行った時は、日本よりも湿度の高い暑さに大変な想いをしたこともありました。

日中は50m歩くと水分補給が必要だったし、夜中は冷房を入れても、のどが渇いてしょっちゅう目が覚めます。

日本の温暖化がどこまで進むのか知りませんが、「寒いよりマシ」とタカをくくらない方が良さそうですね('ω')




















最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172