第239号:レナト式リハビリのフロー143:片麻痺への対応54 ~筋緊張が不足して支えが弱い人への対応26~

 

 

 

<第239号(2023.11.18)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第239号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー143

  「片麻痺への対応54 ~筋緊張が不足して支えが弱い人への対応26~」



■編集後記:「脳」が疲れていませんか?




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■レナト式リハビリのフロー143

  「片麻痺への対応54 ~筋緊張が不足して支えが弱い人への対応26~」


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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








ここしばらくはずっと、レナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話を進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









最近は片麻痺の中でも「筋肉の緊張が不足して(体を支えにくくて)困る」ということに対して、どう出来るかというお話に進んでいます。

前提としては、「完全な弛緩麻痺」は除きます。対象としては、筋肉の緊張がゼロではないが、何割かは低下しているケースです。

それを高めて必要な緊張に近づけたい(その結果、体を支える部位が必要な仕事を果たして欲しい)場合にどうするか、

というお話をこれまでしてきて、前回は余談的に「低緊張の下肢の緊張をカンタンに高める方法」に入りました。









利用する動作は「立ち上がり」で、前半の「おじぎ」によって下肢の緊張が高まることは、あなたの体で実感してもらいました。

「立ち上がり」は合理的に下肢の緊張スイッチが入るように元々デザインされています。

前半の「おじぎ」で下肢の緊張を高めて、後半でその緊張を利用して(両下肢を伸ばして)立ち上がるわけですね。

緊張が低い、フニャフニャの下肢だと立てませんものね。









これを(麻痺側の低緊張の下肢への)リハビリとして利用するわけです。

ただ、腰かけた姿勢で頭の位置が高いほど、「おじぎ」して下肢の緊張が高まりやすくなるので、

逆に言えば、(背中を丸めて)頭の位置が低い状態から「おじぎ」をしようとしても、うまく下肢の緊張が高まりません。

これもカンタンにご自分の体で試せるので、実感してみて下さい(頭の高さを変えて「おじぎ」し、下肢緊張を比較)。








ゆえに、レナト式リハビリでは体幹の支えをつくって頭の位置を高く保持できるようにしますが、

まだ体幹の支えがつくれていない時期には、どうすれば良いでしょうか?

それは、介助で相手の頭の位置をカンタンに高くして、「おじぎ」の動きを誘導すれば、下肢の緊張を高められます。

それには相手の「肩甲骨」を操作するのですが、次号であなたの「肩甲骨」を使って、まずは体験してもらいます。







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■編集後記
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急に寒くなって来ました。

私の体は筋膜が縮こまりやすく痛みが出やすい体なので、気温が急に低下すると、どこかしら痛みやすいです。

今回は右のアキレス腱で、歩く出す際に少し苦労しました(>_<)

しばらく動いたり、(風呂などで)温まれば筋膜の柔軟性が回復するのでラクになりますが、痛みはイヤなものですね。








痛みも電気信号として脳に届くので、四六時中イタイと脳が疲れる感覚があります。

脳が疲れると、回復に必要な時間が増えるせいか、睡眠時間が余計に欲しくなります(私の場合)。

痛みほどではなくても、現代人は脳を酷使している人が多そうです

IT化で濃密に脳を使うようになったことはもちろん、休憩時間にスマホなどで脳に刺激を送り続けると、脳は休む時間が不足しそうですね。







先日ニュースで、「ボーっとする大会」なるものが東京でも開催されたらしく、

若い人を中心に?、みんなで文字通りボーっとする時間をつくるということが行われていました。

極端に言えば、そういう時間を意識的につくるのも良さそうですし、短い昼寝などもありでしょう。

私の過去作品にも「脳のリズム」を自分である程度コントロールして、一日をデザインする方法を書いたものがあるので、必要な方はどうぞ↓

【関連書籍:「もっと寝られる方法」】

https://no-pain-yes-gain.com/free/w140









最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172