第186号:レナト式リハビリのフロー90:片麻痺への対応1 ~片麻痺でない人にも大いに関係あり~

 

 

 

<第186号(2022.11.12)>

 

 

 


 

☆★☆──────────────────────────────────────

家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

───────────────────────────────────────── 


発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第186号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー90

  「片麻痺への対応1 ~片麻痺でない人にも大いに関係あり~」



■編集後記:質が低いと効果が曖昧になるし、効果が曖昧なものは質が低いと判断できます 






_______________________

■レナト式リハビリのフロー90

  「片麻痺への対応1 ~片麻痺でない人にも大いに関係あり~」

_______________________



今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








レナト式リハビリのフローに沿った「介助」関連のお話はひとまず前回までとし、今回からは新たに上記の「片麻痺」関連へ進みます。

まず最初にお伝えしたいのは、今回の副題でもあるように、「片麻痺でない一般の人にも関係する要素が沢山あります」ということです。

人間の体としては同じベースなので、片麻痺を通して(一般の人のリハビリに)フィードバックできることが沢山あるわけです。

もちろん、主題の通り、脳卒中後遺症「片麻痺」への対応に困っているご家族に、具体的な方法などをご紹介して行く予定です。








前述のフィードバック云々に関して多少表現を変えてみると、「より問題があるからこそ、より理解が深まる」とも言えます。

例えば、コロナ禍では、感染症関連の理解や、医療制度をはじめとした社会のあり方に関する理解が深まりましたね。

同じように、片麻痺という一見特殊な問題を通して、人間の体(姿勢保持や動作など)への理解が深まります。

そこから得られた知見や方法は、片麻痺でない一般の高齢者などにも応用できるものが沢山あるので、片麻痺対応とオーバーラップさせながらご紹介して行く予定です。







まずは、上記URLの内容から、ご家族がやれることを整理しておきましょう。

麻痺自体のリハビリ治療は、専門職の出番です。ご家族ができ得るものとしては、上記URL内にある通り、ざっくり以下のようになります↓

1)本来の「安定の柱」をつくり、リラックスすべき所をリラックスさせてあげる(ほぐすなら、その上でほぐす)。

2)逆効果(過緊張の悪化や、それによる体のゆがみ・痛みの増大、動作能力の低下など)になることを、ご本人にしない(させない)。








次号からは、まず1の内容を掘り下げて行きます。

片麻痺では、過緊張タイプの人の対応に、ご家族が苦労しているケースを多くみかけます。

「麻痺だから仕方がない」というわけではなく、過緊張状態をリラックスさせて、動作を滑らかにして行くシンプルな方法はありますよ。

過緊張状態は「体のゆがみ・痛み」にもつながりますし、それは片麻痺でない高齢者にも見られるものですからね。







_________________
■編集後記
_________________



野球もサッカーも、国の代表チームが活動しています。

代表選手というのは、言わずもがな、プロの中でも抜きんでた成績を収めている人達です。

最近は「IQ」という言葉がスポーツ界でもよく使われる通り、

トップまで登り詰めるには、単に体だけでなく、思考能力の高い「頭」が必要になりますね。








思考能力が高いと、試合中はもちろん、日常の過ごし方からして「質の高さ」を追求できます。

それを毎日積み重ねれば自ずと最大限にレベルアップできるので、スポーツ選手で言えば、時間の問題で頭角を現して来ます。

逆に、学生時代は周囲の選手より身体能力が優れていたため(頭を使わなくても)活躍できていた選手は、プロの世界に入ると通用しなくなったりします。

プロに入れる人達は皆、身体能力が高いので、そこではあまり差がつかないからですね。








「質の低い取り組み」を続けても、望ましい結果が得られにくいのは、スポーツでもリハビリでも同じです。

このメルマガや関連書籍などが、皆さんの取り組みの質を高めるお手伝いになれば幸いです。

質が高いアプローチは、狙いも明確で効果判定もしやすいものです。だから、積み重ねると効果が出ます。

逆に言えば、「やったけど、効果がよく分からない」というアプローチは、質が低いと判断して良いでしょうね。




狙いや効果が分かりやすいアプローチの例↓

【レナト式リハビリ 10秒で試せるセルフ・リハビリの例】

https://no-pain-yes-gain.com/free/w204











最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172