第167号:レナト式リハビリのフロー71:移動(歩行)介助で困っている19

 

 

 

<第167号(2022.7.2)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第167号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー71

  「移動(歩行)介助で困っている19」



■編集後記:体の声を聴きながら



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■レナト式リハビリのフロー71

  「移動(歩行)介助で困っている19」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「杖や杖なしでの歩行(の介助で困っている)」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w214

※今回の内容は上記URLには(まだ)ありません。動画をつくる場合は、今後お知らせします。










最近は、歩行介助全般における留意点のお話で、「屋内」から始めて「屋外」へ移っています。

日本の道は狭い場合が多いので、車や自転車等との接触事故を避けなくてはなりません。

動作能力が低下している(高齢者など)ご本人は余裕がない場合が多いでしょうから、介助者である「あなたのマネージメント」が大事になりますね。

今回も余談的なお話ですが、「こういう危険な運転手が時々いるので、気を付けて下さい」という内容をご紹介します。








まずは、「(悪気はないかも、だけど)視野が狭くて危険な動きをする運転手」です。

視野が狭い人というのは、車の運転に限らず、場にそぐわない行動をしがちです。

関係性としては、「視野が狭い→周囲から集める情報量が少ない→状況に即した判断がしづらい」という感じで、当然の結果ですね。

屋外で歩行介助をする際に困るケースとしては、例えば、路上駐車している車に運転手が乗っている場合、周囲(歩行者が近づいていること等)を見ないで急発進したりします。









誰も乗っていない車なら当然、動くことはありませんが、運転手が乗っている場合は、急発進を警戒して下さい。

本来、車は発進する際には道路側の方向指示器を点滅させて「今から、こちらへ車を進めますよ」と周囲に意思表示しないといけないのですが、

ちゃんとやってくれる運転手が意外と少ないのに驚きます。

発進に限らず、狭い路地での走行だと、曲がる際に周囲に人がいても方向指示器を出さない運転手がいます。

もしかしたら、「大きな道路じゃないし、いちいち方向指示器を出さなくてもいいだろう」という甘えや自分本位さがあるのかも知れません。

方向指示器は、運転手の意思を周囲の人々に知らせて「共有」するために使うので、狭い路地だと使わないタイプの人は方向指示器の意義を分かっていないと考えられます。








他に注意すべきタイプの運転手としては、「ギリギリですれ違っても平気」だと捉えている人です。

本人は運転技術に自信があるのかも知れませんが、接触すると深手を負う歩行者の方は怖いですね。

しかも、動作能力が低下している高齢者などは、車から離れようとして、バランスを崩して転倒するかも知れません。

このタイプの運転手だと、「車は接触してない。あんたが勝手に転んだ」と言いかねませんね(苦笑)。








車に限らず、廊下などで人同士がすれ違う際も、「1cmでも離れていれば、当たってないんだから、問題ないだろう」という感じの人は存在します。

私見ですが、理系的な思考の人が過度になるとそういう(相手の感情に配慮しない)サイコパス的な行動になる印象があります。

そういう運転手は、狭い路地に車で入って来ても速度を落とさなかったり、歩行車から離れるようなそぶりを見せないので、

歩行者の方が早目に気づいて距離をとった方が無難ですね。








介助者の大きな役割の一つは、そのような外界の危険と、高齢者など動作能力の低下している人との間で「なんとかすること」です。

なのに、介助者がおしゃべりに没頭したり、視野が狭く迫りくる危険に気づかなかったりするようだと、事故の確率を高めてしまいますね。

あなたがもし、「そう言えば、私はよく車からクラクションを鳴らされる」という場合は、

車の運転手から見て「この人、疎いなあ(危ないなあ)」ということなので、意識と行動を変えてみて下さい。








私のホームページで展開している「レナト式リハビリのフロー」における、移動介助に関しては、ひとまずここまでにしておきます。

次回は、フローページ(https://no-pain-yes-gain.com/free/w185)内の下部にある「そもそも介助って、よく分からない」の項目に関して、

新たな補足などを加えながら、介助関連の最終テーマとして取り上げる予定です。

介助って何なのか、介助者って何なのか。介護現場に限らず、日常生活で他者と助け合っているなら、本質的には介助的なことを普段から誰に対しても行っているとも言えます。

あなたが他者とどういう意識でどう接しているか、などを振り返る機会にしてもらえると幸いです(そのまま介助に活かせますので)






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■編集後記
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人間も生き物なので、環境に適応できる能力には個体差があります

暑い環境に適応できる人、寒い環境に適応できる人、若い頃は出来たけど最近は難しいと感じている人など、様々ですね。

最近のような酷暑だと、冷房をある程度は使わざるを得ませんが、

部屋によって温度が違い過ぎたり、外出予定があるのに直前まで冷房でキンキンに冷えた部屋にいたりすると、

体としては、自律神経などの「調節機能」に負担がかかり過ぎるのは当然ですね。







節電の意味でも極端に低い温度の冷房は使わない方が良いですし、

体にとっても、極端に冷やすと負担が大きくなります。

例えば、全身を覆う「筋膜」は冷房によっても縮こまりますので、キツキツの全身タイツを着た状態に近くなるため、

動きづらさだけでなく、肩コリや関節の痛みなどに影響が出やすくなります。


【関連動画の再生リスト:一般&関連職向け:痛みやコリ】

https://www.youtube.com/playlist?list=PL87Hh0oDQOddcjvPF-0dvutm6kVMe4eI7








部屋の中では冷やし過ぎて体に負担をかけ、痛みなどが出て苦しむ

外出すると暑さのせいで苦しむ上に、激しい気温差のせいで体の調節機能にも大きな負担をかける。

それを残暑が終わる頃まで繰り返す・・・これでは体にとっては酷すぎますね。

決して「いつも常温で過ごして下さい」とは言いませんが、体の声を聴きながら、体の立場で、体をいたわってあげて下さい。

これは、次回の「介助」のお話にも本質的に通じることですね。











最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172