第120号:レナト式リハビリのフロー24:ベッドで上半身を起こした時に、痛い

 

 

 

<第120号(2021.8.8)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。

第97号からは新シリーズ(レナト式リハビリのフローに関するメルマガ)を開始しています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







最近は自分のホームページにて「レナト式リハビリのフロー」を作成中です(URLは、このメルマガの一番下にもあります)。

例えば、高齢者の在宅生活でよくある現象(転倒した、立ち上がりにくくなったなど)からフローで進み、

その考え得る仕組みや、対応するには「レナト式リハビリ」の中でもどの方法を使うか、などをお伝えしようとするものです。

フロー「チャート」というほどのものではないのですが、ご覧になった方が情報を参照しやすくなればと願っています。







このホームページのフローは以前から作りたかったもので、色々と情報を詰め込みたいのですが、

「文章長すぎ・情報量多すぎ」になると、せっかくのフローなのに「流れにくくなりそう」なので(苦笑)、

できるだけシンプルな内容に収めようとしています。

そのかわり、ホームページに載せなかった内容や補足などを、このメルマガでお伝えする形にして行きたいと思っています。










第120号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー24

  「ベッドで上半身を起こした時に、痛い」



■編集後記:しっかり寝て下さい





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■レナト式リハビリのフロー24

  「ベッドで上半身を起こした時に、痛い」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「在宅生活の継続(入院や施設入所をしない生活の継続)」↓

「あなたの高齢のご家族は、最近実際に転倒しましたか? 」↓

「No(転倒していないが、痛みを訴える)」↓

「 あなたの高齢のご家族は、どのような場面や動作で痛みを訴えますか?」↓

「ベッドで上半身を起こした時に、痛い」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w227










前回からは、ご自宅の高齢者が「転倒はしていないが、痛みを訴える」ケースに進んでいます。

誰しも経験があるかと思いますが、筋力その他に全く問題がなくても、

「痛み」があるせいで、普段通りの動作が出来ないことは、よくありますね。

しかも、「痛み」の部位や程度によっては、極端なくらい動作能力が低下してしまいます。









今回はいわゆる「起き上がり(上半身を起こす)」動作の際に痛みを訴えるケースで、よくあるのは、「腰の痛み」です。

上記URL内でお伝えしていますが、就寝中の気温の低下などで全身(の筋膜)が硬くなっている状態で、

上半身を起こす(体幹を曲げる)動きをしようとすると、引き伸ばされる背面側が急激に痛みやすく、特に「腰痛」が出やすくなります。

痛み方のイメージとしては、例えば、寒くて全身が縮こまっている時に、腕を他者に急に引っ張られると、腕の付け根(わき付近)が痛くなるような感じです。









起き上がり動作は一般的に、決してジワジワとゆっくり行うものでなく、ある程度勢いをつけて一気に行うものなので、

背面側の筋膜(筋肉)はどうしても急激に引っ張られるため、するどい痛みが出やすくなります。

人によっては、その痛みがイヤで、起き上がり動作をしたがらくなるため、

歩行などの移動能力はあるのに、ベッドに横になったままで過ごす時間が長くなるケースもあり得ます。








しかも、痛みに耐えながら上半身を起こしても、背面が硬いままだと体幹の曲がりが不十分になるため、

ベッドに腰かける姿勢も「後傾位」になりますし(上記URL内の2つ目の関連動画など)、

その後立ち上がる際に上半身を曲げて「おじぎ」してから立つことも困難になります。

しかも、車イスに移乗してもらっても、体幹が曲がらないと「ずり落ち」が起こりやすくなります↓



【関連動画:車イス:ずり落ちは、体が曲がらないため】

https://www.youtube.com/watch?v=xIJ798kIbhA&list=PL87Hh0oDQOdeDg9_IQdK0yZ6GLeTNxHwT&index=1








対応としては、硬く伸びにくくなっているのであれば、ほぐせばいいです(緩めればいいです)。

上記URL内の「関連書籍」では、カンタンにほぐせる方法をご紹介していますので、

良かったらご覧下さい。








次号では、起き上がってベッドに腰かけた時に出る痛みに関して、ご紹介します。

長時間臥床した後に起き上がると、上半身の重さが腰にかかり、腰などに痛みが出るケースがありますね。






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■編集後記
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色々とスッタモンダあったオリンピックが、そろそろ終わろうとしています。

開催自体や運営方法の是非はさておき、感染者数の増加が止まらないので、自衛できる部分は徹底して欲しいと願います。

特に暑い時期は、暑さに耐えているだけでも疲れますし、日差しを受けていると相当疲れますので、

免疫力を維持するためにも、しっかり寝て下さい。






「忙し過ぎて、しっかり寝るなんて無理」という人は、この機会に「時間管理の方法」を見直してみるのもいいですよ。

これまでの時間の使い方が本当に妥当だったのか、検証してみましょう。

「どう検証して良いか分からない」という場合は、近日中に発売になる私の「もっと寝られる方法」を良かったら参考にして下さい。

睡眠時間や休養・リフレッシュ時間を捻出する方法をご紹介していますので、心身の健康や免疫力を維持するお手伝いになれば幸いです↓


ご紹介ページ:https://no-pain-yes-gain.com/free/w140









最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172