その他(腱鞘炎など)
なぜ「腱鞘炎」の話が登場するのかと言う
と、階段昇降などをする際に、指が痛くて
「手すり」がしっかり握れないと、転落
しかねないからです。
手首や指の腱鞘炎をやったことのある人は
分かると思いますが、本当に痛いですね。
手首が痛いと、開き戸などの開閉時に痛んで
ツラかったり、指が痛いと、朝起きて顔を
洗うだけで激痛に顔がゆがんだり・・と、
散々です(苦笑)。
腱鞘炎はよく「(指などを)使い過ぎたから」
と誤解されがちですが、それなら、指などを
よく使う人は一年中コンスタントに、それに
悩まされないとおかしいですね。
ところが実際は、腱鞘炎になったりならなかっ
たりするのであれば、何らかの条件があると
考えるの自然だし、それが鍵になり得ます。
よくあるのは、全身を覆う「筋膜」が体幹など
大きな部位に引っ張られている(手首や指に
筋膜の「ゆとり」がない)状態で反復して運動
させられると、指の腱が悲鳴を上げる(炎症
を起こし痛みを訴える)というものです。
冬場などは体(筋膜)が縮こまりやすいので、
腱鞘炎も起きやすいですね。
【カンタンに疑似体験】
この状態をカンタンに疑似体験?する場合は、
まず普通に指をグー・パーさせた時の感じと、
手首より少し胴体寄りの皮膚や筋肉をガサっと
掴んで、胴体の方に寄せた上で、同じく指を
グー・パーさせた時の感じの違いを比較して
みれば分かりやすいです。
後者の方が、指を動かす時の「抵抗感」が段違
いに大きいですね。体(筋膜)が硬く、体幹側
へ筋膜が引っ張られている状態で指を使い過ぎ
ると、(極端に言えば)この抵抗感のまま指を
酷使するようなものなので、指の腱の立場から
すれば「こりゃたまらん」と痛みを発します。
余談ですが、私は自分の体のケアが不十分に
なると、割とすぐ腱鞘炎になっていました。
一度なってしまうと、対応は結構大変です。
注射ですぐに改善する方法はあるのですが、
注射の痛みが強烈!なのと、再発があり得る
方法な上に、同じ部位に何度もその注射を
打つと、腱が切れるリスクがあります。
他には、腱鞘炎なので、腱を包む鞘を手術で
切り取ってしまうという方法もやりました。
これは再発自体がなくなる方法なので、その
点は良いのですが、手続きも含め色々と面倒
です。いずれにせよ、予防できるに越した
ことはありませんね。
【関連動画・書籍】
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※画像のクリックで移動します ↓
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↑ 活動量の少ない高齢者は、冬場や夏の冷房 などで、体(筋膜)が硬くなりやすいので、 マメにほぐしてあげると予防になります
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「筋膜」をカンタンに緩めてる方法は、書籍 「家族もできるリハビリ・シリーズ」の 「その4」でご紹介しています ↓
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↑ できるだけ、普段から体(筋膜)が硬く 伸びづらくならないように、手を入れて あげて下さいね
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