ベッド上で(朝、目覚めた時)、痛い
レントゲンやMRIなどで、具体的な損傷が
ない(異常なし)と言われているけど、
「朝、目覚めた時に痛い」という場合です。
しかも、「日中は痛みがなくなる」という場合
は、「筋膜由来の痛み」の可能性があります。
全身を覆う「筋膜」は、気温の低下で縮こまり
やすくなります(寒いと、体温を逃がしたく
ないので、体全体が縮こまりますもんね)。
早朝は特に気温が下がりますし、就寝中は体温
も下がっているので、尚更「筋膜」は縮こまり
やすい状態になります。
そうなると、キツキツの全身タイツを着ている
ような状態になるので、全身で「筋膜の引っ
張り合いっこ」が起こり、より「ゆとり」が
乏しい部位が悲鳴を上げやすくなります
(痛みを発して訴えやすくなります)。
痛みを訴える部位は人により異なりますが、
よくあるのは、肩・腰・ふくらはぎ・足の裏
などがありますね。
いずれも、起きて活動し始めると、イヤでも
「筋膜」は伸び縮みする機会が増えるため、
いわゆる「ほぐれてくる」状態になり、
「ゆとり」がなくて悲鳴を上げていた部位が
収まって来ると考えられます。
なので、カンタンに試してみるとすれば、
以下のような方法があります。
①(冬場であれば)起床前に暖房をつけ、
体の冷え具合を改善させると、痛みが
どうなるか
②(就寝前の体の硬さ・柔軟さを触って
確かめた上で)起床前に「より硬く
なってしまった部位」をほぐすと、
痛みがどうなるか
いずれにせよ、冷えて硬くなった体(筋膜)を
何らかの方法でほぐして痛みが改善するなら、
「やっぱり」となりますね。