「守」の段階の人
修行の年数(量)は、関係ありません。新人の
頃と同じようなことを毎年くり返しているのな
ら、何年経験を積もうが「質的には新人」です
からね。
あなたが「私は守の段階」と捉えているなら、
まずはしっかり、今の場所で吸収や試行錯誤を
進めて下さい。
リハビリも色んな分野があるので、例えば、
今の職場が整形外科だったら、まずはそれを
掘り下げ、いずれ脳卒中など中枢神経疾患を
中心に経験できる職場に移り、深めて行けば、
人体を多方面から捉えられるようになって
来るので、対応がしやすくなりますよ。
その際に意識するのは、どの職場でも学べる
ことの量・質には偏りや限界はあるので、
どこで「見切り」をつけるかということです。
「この職場で吸収できることは吸収した。これ
以上いても、おそらく自分は伸びない」と判断
したら、次の段階へ進むということです。
世話になった職場を、スキルアップのために
後にするのは気が引けるかも知れませんが、
あなたが大きく成長することは、医療福祉業界
全体のためになり、ひいては、超高齢化する国
全体のためになるわけですから、感謝の気持ち
で次へ進みましょう。
ちなみに、プロスポーツ選手なども、成長の
ために所属チームを変えたりしますもんね。
もちろん、一つの職場でずっとプレーする道も
悪くないですし、ラクかも知れません。あく
まで、あなたの「目的」や「志」次第です。
もしあなたが、いずれは在宅医療などに携わる
つもりなら、オールラウンドに対応できるよう
に、修行場を進めて行けると良いですね。
ちなみに、「レナト式リハビリ」は運動連鎖
の再構築など「人間に共通する部分」をリハ
ビリするので、分野や相手の個別性をあまり
気にせず行えるベーシックな方法です(例外は
あるでしょうけど)。それでいて介入方法が
安全・カンタンなので、リハビリ関連職だけで
なく、ご家族などにもご紹介しています。
参考動画: