第357号:レナト式リハビリのフロー260:片麻痺への対応172 〜片麻痺関連の余談111:〜街中で見かける介助105〜

 

 

 

<第357号(2026.2.21)>

 

 

 


 

☆★☆──────────────────────────────────────


家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜


───────────────────────────────────────── 





発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。










第356号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー260

  「片麻痺への対応172 〜片麻痺関連の余談111:〜街中で見かける介助105〜」




■編集後記:努力の「結晶」がたくさん観られる年




_______________________

■レナト式リハビリのフロー260

  「片麻痺への対応172 〜片麻痺関連の余談111:〜街中で見かける介助105〜」


_______________________






今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しく・ラクになって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。










片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、

「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。

ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、

「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過緊張な状態の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。










ここしばらくは「立ち上がり動作」を代表例に「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ました。

ただ、実際の生活では「立ち上がって終わり」ではないでしょうから、

最近は余談的に「立ち上がった後の動作」に関してお伝えし始め、「移動」の次に「移乗」に入りました。

そして、「(移乗介助時に)介助者と一緒に落下」の話をすべく、以下の参考動画をご紹介しながら進めています。



【参考動画:移乗介助中に、介助者が一緒に落下】

https://www.youtube.com/watch?v=Cvdod-boRdw&list=PL87Hh0oDQOdeDg9_IQdK0yZ6GLeTNxHwT&index=6












現在は「(移乗介助時における、相手と)一緒に落下の仕組み」に入っていて、

上記の動画内では「一緒に落下」の現象を、以下の2つに大別し、掘り下げています。

1)密着したまま

2)高いところから









第345号からは上記2の要素に進んでいて、

最近は移乗先に相手を移した(高さを意図的に上げたベッド上に浅く腰かけさせた)状態から寝かせ、

「ベッドの真ん中付近へ体を移動させる」部分の動作介助をお伝えしています。

前号では、相手の体を動かしやすい「ひとかたまり」な状態にして、上体から前方へ寄せ始めました。











その際の工夫としてお伝えした「相手に『おへそを見るようにして』と伝えた上で行う」ということに関して補足ですが、

これは「起き上がり動作の介助」などでも使う工夫としてご紹介したこともあったでしょうから、心当たりがあるかも知れません。

「おへそを見る」ようにすると、自動的に腹筋が収縮し、周辺の筋肉たちも連動して動き始めます(ご自分の体で確かめて下さい)。

つまり、相手に「能動的に」運動連鎖(筋肉の収縮連鎖)を起こしてもらい、介助者はそれをアシストすることでその機能を強化するから、リハビリ効果が期待できるわけです。












相手に声かけをして、相手が動き始めたら(介助・誘導の)力をかす・アシストするのは、他の動作介助と同じです。

決して、相手が動き出す前に(この場合、目線をお腹方向へ向けだす前に)、介助者が先に誘導し始めてはなりません。

これもご自分がやられてみれば分かりますが(他者から介助される体験をすれば分かりますが)、

「相手と息が合わない」と、むしろ動きをジャマされて、逆効果になりかねませんね('ω')












次号では、横向きに寝ている相手の「下半身」を前に移動させる方法に進みましょう。

ここでも「ひとかたまり」を意識して行いますが、

どの辺に介助者の手をあてれば、それが実現できそうか想像しておいて下さい。

これまでの「点と点」が「線」になって本質が理解できれば、他の介助にもどんどん応用できる(あなた自身が考えてアウトプットできる)ようになりますよ(^_-)-☆















_________________

■編集後記
_________________


今年は大きな国際スポーツ大会がいくつか行われます。

冬季五輪や野球のWBC、サッカーのW杯などが続きますね。

どれも楽しみですし、その合間に各スポーツのレギュラーシーズンの試合も行われるので、

スポーツ好きにはたまらない年になりそうです。










一方、大会前は、ケガをして大事な試合に出られない選手が出始める時期でもあります。

不運と言ってしまえばそれまでかも知れませんが、

日常の体のケアや、チームのメディカルスタッフの力量などが問われる所でしょう。

大きな国際大会での活躍は、本人や周囲の地道な努力の「結晶」なので、力を発揮できた場面では、ついつい感動してしまいます( ;∀;)





























最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172