第347号:レナト式リハビリのフロー250:片麻痺への対応162 〜片麻痺関連の余談101:〜街中で見かける介助95〜
<第347号(2025.12.13)>
☆★☆──────────────────────────────────────
家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜
─────────────────────────────────────────
発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。
第347号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー250
「片麻痺への対応162 〜片麻痺関連の余談101:〜街中で見かける介助95〜」
■編集後記:またベランダ栽培にトライしてみようかな('ω')
_______________________
■レナト式リハビリのフロー250
「片麻痺への対応162 〜片麻痺関連の余談101:〜街中で見かける介助95〜」
_______________________
今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓
https://no-pain-yes-gain.com/free/w186
今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。
片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、
片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。
いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しく・ラクになって来ますよ。
「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。
介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、
介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、
リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。
片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、
「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。
ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、
「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。
ここしばらくは「立ち上がり動作」を代表例に「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ました。
ただ、実際の生活では「立ち上がって終わり」ではないでしょうから、
最近は余談的に「立ち上がった後の動作」に関してお伝えし始め、「移動」の次に「移乗」に入りました。
そして、「(移乗介助時に)介助者と一緒に落下」の話をすべく、以下の参考動画をご紹介しながら進めています。
【参考動画:移乗介助中に、介助者が一緒に落下】
https://www.youtube.com/watch?v=Cvdod-boRdw&list=PL87Hh0oDQOdeDg9_IQdK0yZ6GLeTNxHwT&index=6
現在は「(移乗介助時における、相手と)一緒に落下の仕組み」に入っていて、
上記の動画内では「一緒に落下」の現象を、以下の2つに大別し、掘り下げています。
1)密着したまま
2)高いところから
前々回からは、上記2の要素に進んでいます。
相手の体が硬くて体幹が曲がりにくいと、移乗介助時にお互いある程度立ち上がるのは仕方ないし、
移乗先がベッドの場合など、介助者が片足を出して踏ん張りたいのにベッドの縁がジャマして落下(倒れこみ)が起こりやすくなります。
これに対して、現実的に対処し得る方法を考えてみましょう。
介護用ベッドは電動で高さ調整が出来る場合がほとんどです。
ならば、移乗介助前の準備として、ベッドの高さをある程度高くしておけば、
落下の高低差を、最初から少な目にすることは出来そうですね。
ただし、「座面が高い=座りが浅くなる(座位が不安定になる)」なので、まずはご自分で座り心地を試して、それを実感しておいて下さい。
実際に、体の硬い相手を移乗介助で(高さを上げた)ベッドに腰かけさせるところまで来たら、
次はどうしましょうか?
相手は浅く座った比較的不安定な姿勢なので、すぐに対処する必要があります。
その具体的な方法は、次号で考えて行きましょう('ω')
_________________
■編集後記
_________________
私が住んでいる北関東で昨日、中規模の地震がありました。
先日は北日本の方でも大き目の地震があったので、
また警戒度を上げなくてはならない時期が来ているのかも知れません。
もともと南海トラフの話などはありますもんね。
自分が備蓄している食料は、賞味期限が過ぎる頃に食べるようにしているのですが、
それらを食べていて感じるのが「生野菜が食べたくなる」ということです( ;∀;)
レトルトなどの食品も美味しくはあるのですが、体にとっては不足なんでしょうね。
ベランダ栽培などに、またトライしても良いのかも知れません('ω')
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46
・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172