第337号:レナト式リハビリのフロー240:片麻痺への対応152 〜片麻痺関連の余談91:〜街中で見かける介助85〜

 

 

 

<第337号(2025.10.4)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜


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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。










第337号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー240

  「片麻痺への対応152 〜片麻痺関連の余談91:〜街中で見かける介助85〜」




■編集後記:「膿だし」は、できれば穏便に




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■レナト式リハビリのフロー240

  「片麻痺への対応152 〜片麻痺関連の余談91:〜街中で見かける介助85〜」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、

「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。

ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、

「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。









ここしばらくは「立ち上がり動作」を代表例に「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ました。

ただ、実際の生活では「立ち上がって終わり」ではないでしょうから、

最近は余談的に「立ち上がった後の動作」に関してお伝えし始め、「移動」の次に「移乗」に入りました。

そして、「(移乗介助時に)介助者と一緒に落下」の話をすべく、以下の参考動画をご紹介しながら進めています。



【参考動画:移乗介助中に、介助者が一緒に落下】

https://www.youtube.com/watch?v=Cvdod-boRdw&list=PL87Hh0oDQOdeDg9_IQdK0yZ6GLeTNxHwT&index=6











現在は「(移乗介助時における、相手と)一緒に落下の仕組み」に入っていて、

上記の動画内では「一緒に落下」の現象を、以下の2つに大別し、掘り下げています。

1)密着したまま

2)高いところから









前回からは上記1の「密着したまま」の掘り下げに入っています。

そもそも、なぜ密着した(互いの重心を寄せた)介護になっているのか、

「逆に考えて」密着しないとどういうダメージがあるのか(何が困るのか)を掘り下げて行くと、

その意義や(普段からの)対処方法も見えて来そうです。










片麻痺の過緊張タイプの人(かつ不動時間が長い人など)は、体が「板状に硬くなりがち」という「やっかいな要素」があります。

板状に硬いと体幹が曲がりにくいため、起き上がりや(腰かけている際の)前傾がしづらくなります。

移乗時の介助者からすると、相手が前傾できない(重心を近づけて来てくれない)ため、

介助者の方から「迎えに行き」、「密着しないと」、相手を(車いす等の)背もたれから離れさせることすら出来ないわけです('ω')








ちなみに、前傾できない相手に対して、介助者が「迎えに行かず」、「密着もしない」場合は、どうなるでしょうか?

相手を(車いす等の)背もたれから離れさせること自体、無理がありますし、

板状に硬い相手を(互いの重心が離れたまま)コントロールするのも至難の業、

無理にやろうとすると、介助者の腰なども痛めてしまいかねませんね( ;∀;)










次号では、前傾できない相手を移乗介助する際の、

別なデメリット(上記の動画内にある要素ですが)も見て行きましょう。

結論(だったらどう介助するのか、普段から何を仕込んでおくのか等)は、

あえて「一緒に落下」エピソードの最後の方にお伝えする(掘り下げる)予定です。








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■編集後記
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世界的に「情報の開示(暴露?)」の流れが加速しています。

アメリカでは機密文書の公開が進んでいますし、

日本でも政界や芸能界などの裏側が暴露されて来ているようです。

前回は「意識の拡大・変容」の話をしましたが、そのために事前に必要な「膿だし」の一つが情報開示なのかも知れません。









逆に、情報が隠されて来たということは、表現を変えると「騙されて来た」「コントロールされて来た」とも言えます。

もちろん、情報を鵜呑みにしない人々は、常に疑って来たとは思いますが、

隠された情報や、それに基づいた間違ったルールのもとに、コントロールされて来た人々の怒りが世界中で爆発しそうな状況に感じられます。

それも「膿だし」の一つなのかも知れませんが、できるだけ穏便に済むといいなと思います('ω')


























最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172