第336号:レナト式リハビリのフロー239:片麻痺への対応151 〜片麻痺関連の余談90:〜街中で見かける介助84〜
<第336号(2025.9.27)>
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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜
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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。
第336号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー239
「片麻痺への対応151 〜片麻痺関連の余談90:〜街中で見かける介助84〜」
■編集後記:恒星間天体の情報から思うこと
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■レナト式リハビリのフロー239
「片麻痺への対応151 〜片麻痺関連の余談90:〜街中で見かける介助84〜」
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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓https://no-pain-yes-gain.com/free/w186
今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。
片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、
片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。
いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。
「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。
介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、
介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、
リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。
片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、
「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。
ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、
「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。
ここしばらくは「立ち上がり動作」を代表例に「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ました。
ただ、実際の生活では「立ち上がって終わり」ではないでしょうから、
最近は余談的に「立ち上がった後の動作」に関してお伝えし始め、「移動」の次に「移乗」に入りました。
そして、前回は「(移乗介助時に)介助者と一緒に落下」の話をすべく、以下の参考動画をご紹介するところまで来ました。
【参考動画:移乗介助中に、介助者が一緒に落下】https://www.youtube.com/watch?v=Cvdod-boRdw&list=PL87Hh0oDQOdeDg9_IQdK0yZ6GLeTNxHwT&index=6
今回からは、「(移乗介助時における、相手と)一緒に落下の仕組み」に入ります。
上記の動画内でも「一緒に落下」の現象を、以下の2つに大別し、掘り下げています。
1)密着したまま
2)高いところから
なぜ分解しているかというと、動作(介助)は複数の主要素に分けられることが多いし、分けた各要素で考えた方が分かりやすいことが多いからです。
まずは、上記1の「密着したまま」から掘り下げましょう。
「密着している」からこそ「一緒に」落下するわけですが、そもそも、なぜ相手と「密着しているのでしょうか?
ヒントは、「密着=相手と互いの重心を近づけている」ということです。
ここで「逆に考えてみる」という思考法を使います。
「逆に考えて、相手と密着していないと、どうなるのか(どういうダメージがあるのか)?」と考えるわけです。
もしダメージが大きいのなら、「密着する意義が大きい」となりますもんね(^_-)-☆
片麻痺の過緊張タイプの相手に対して移乗介助する際の「やっかいな要素」と深い関係があるので、次号で掘り下げて行きましょう。
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■編集後記
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「3I(スリーアイ)/アトラス」が一部の界隈で話題になっています。
太陽系外から飛来した恒星間天体のことで、史上3番目のものです。
これがどうやら、人工物としか思えない動きをしているようで、
世界的に話題になっているようです(日本では、これから盛り上がるのかな?)
私には「意識の拡大」の時が来たように感じます。
例えば、鎖国時代の日本は、黒船の登場によって人々の「意識」が外国へ向きました。
内部だけでは「意識」の変容は起きづらく、外部からの刺激によって起こるのは、
今も昔も、国単位でも星単位でも、同じことなんでしょうね(^_-)-☆
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
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