第335号:レナト式リハビリのフロー238:片麻痺への対応150 〜片麻痺関連の余談89:〜街中で見かける介助83〜
<第335号(2025.9.20)>
☆★☆──────────────────────────────────────
家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜
─────────────────────────────────────────
発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。
第335号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー238
「片麻痺への対応150 〜片麻痺関連の余談89:〜街中で見かける介助83〜」
■編集後記:久しぶりの「おでん」
_______________________
■レナト式リハビリのフロー238
「片麻痺への対応150 〜片麻痺関連の余談89:〜街中で見かける介助83〜」
_______________________
今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓https://no-pain-yes-gain.com/free/w186
今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。
片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、
片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。
いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。
「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。
介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、
介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、
リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。
片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、
「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。
ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、
「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。
ここしばらくは「立ち上がり動作」を代表例に「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ました。
ただ、実際の生活では「立ち上がって終わり」ではないでしょうから、
最近は余談的に「立ち上がった後の動作」に関してお伝えし始め、「移動」の次に「移乗」に入りました。
そして、前回は「(移乗介助時に)介助者と一緒に落下」の話をすべく、以下の参考動画をご紹介するところまで来ました。
【参考動画:移乗介助中に、介助者が一緒に落下】https://www.youtube.com/watch?v=Cvdod-boRdw&list=PL87Hh0oDQOdeDg9_IQdK0yZ6GLeTNxHwT&index=6
「仕組み」の話に入る前に、まずは「意識」の話をします。
相手と「一緒に落下」するような移乗介助を「仕方ない」としてしまっているのなら、考え直した方が良いです。
あなたは移乗先(落下先)も視野に入れているし、落下のタイミングも自分で測れますが、
相手(介助されるご本人)は、そうではありません。
ただでさえ片麻痺の過緊張タイプで全身が硬くなりがちなのに、
見えない移乗先に落下して行く恐怖で、更に体が硬くなりかねませんし、
移乗先が比較的やわらかいベッドだとしても、(体が硬いので)ケガしないとは限りません。
しかも、「次回もこの恐怖を味わうのか」とご本人の精神にも悪影響があり得ます( ;∀;)
介助の基本の一つは「相手の立場で」行うことです。
相手に恐怖を与え続けていると、相手からの信頼も得られにくくなり、お互いにネガティブな状態になりかねません。
「必ず改善の方法はある」と意識をまずはリセットし、
次号で「一緒に落下の仕組み」に進みましょう(^_-)-☆
_________________
■編集後記
_________________
昨日「おでん」を約半年ぶり?に食べました。
暑い間は食べる気にならなかったので、やはり涼しくなって来たようです。
ただ、久しぶりなため、おでんと一緒に鍋に入れていた食材が何だったかとか、
どういう感じで調理していたかとか、けっこう忘れていました( ;∀;)
夏場は食欲がかなり落ちていたので、
今後は秋の味覚を楽しみながら回復して行きたいものです。
北関東はスーパーで売っている野菜なども美味しいので、
自分が昨シーズン何を食べていたのか思い出しながら、楽しみたいと思います(^^)/
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46
・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172