第334号:レナト式リハビリのフロー237:片麻痺への対応149 〜片麻痺関連の余談88:〜街中で見かける介助82〜
<第334号(2025.9.13)>
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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜
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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。
第334号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー237
「片麻痺への対応149 〜片麻痺関連の余談88:〜街中で見かける介助82〜」
■編集後記:ウォーキングを再開できそうな涼しさに、なりつつあります(^^)/
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■レナト式リハビリのフロー237
「片麻痺への対応149 〜片麻痺関連の余談88:〜街中で見かける介助82〜」
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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓https://no-pain-yes-gain.com/free/w186
今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。
片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、
片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。
いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。
「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。
介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、
介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、
リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。
片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、
「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。
ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、
「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。
ここしばらくは「立ち上がり動作」を代表例に「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ました。
ただ、実際の生活では「立ち上がって終わり」ではないでしょうから、
最近は余談的に「立ち上がった後の動作」に関してお伝えし始め、「移動」の次に「移乗」に入りました。
前回は着座動作の際にご本人が「ドサッと落下」してしまう話をご紹介したので、今回は「介助者と一緒に落下」の話をしたいと思います。
まずは、以下の参考動画をご覧ください。
すでに「一緒に落下」を経験している場合は、ご自分のケースに該当するか確認してみて下さい。
【参考動画:移乗介助中に、介助者が一緒に落下】https://www.youtube.com/watch?v=Cvdod-boRdw&list=PL87Hh0oDQOdeDg9_IQdK0yZ6GLeTNxHwT&index=6
基本的には「偶然はない」「必ず理由がある」というスタンスで考えるので、
上記の動画のような「一緒に落下」する介助になってしまうことにも理由があるし、ならない(適切な介助ができる)ことにも理由があります。
過緊張タイプで全身が硬い片麻痺の人をケアしているケースでは、大きな問題になりかねない事例なので、
次号では動画内に登場した要素を掘り下げて行く予定です('ω')
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■編集後記
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最近は少し涼しくなり、日中に徒歩で外出しても危険な暑さでないことがあります。
移動を徒歩で行うと時間がかかるし疲れるので、
車社会のエリアではなおさら敬遠されがちかとは思いますが、
私は可能なら徒歩で移動するようにしています。
リハビリでも歩行能力は重要視されますが、
体重を足腰にかけて何千歩も歩くことは、
体の基本的な支えを維持するには非常に良いエクササイズです。
ダイエットにもつながるので、更に涼しくなったら、ウォーキングの距離を伸ばして行きたいと思っています(^_-)-☆
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46
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