第332号:レナト式リハビリのフロー235:片麻痺への対応147 〜片麻痺関連の余談86:〜街中で見かける介助80〜
<第332号(2025.8.30)>
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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜
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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。
第332号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー235
「片麻痺への対応147 〜片麻痺関連の余談86:〜街中で見かける介助80〜」
■編集後記:1日の始まりと終わりを「感謝」で(^^)/
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■レナト式リハビリのフロー235
「片麻痺への対応147 〜片麻痺関連の余談86:〜街中で見かける介助80〜」
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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓https://no-pain-yes-gain.com/free/w186
今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。
片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、
片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。
いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。
「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。
介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、
介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、
リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。
片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、
「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。
ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、
「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。
ここしばらくは「立ち上がり動作」を代表例に「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ました。
ただ、実際の生活では「立ち上がって終わり」ではないでしょうから、
最近は余談的に「立ち上がった後の動作」に関してお伝えし始め、「移動」の次に「移乗」に入っています。
第326号では、ご自分の体で「移乗」を、以下の4つの要素を意識してやってもらいました↓
1)移乗先の物体(車いす他)は、どこに・どの向きで用意されていると移乗しやすかったか
2)両足の位置や動きは、どのようだと動作しやすかったか
3)動作中、頭の位置は上下したか(いったん立ち上がって方向転換したか)、あるいは、中腰のまま水平移動したか
4)手はどう使うと、移乗しやすかったか
「移乗」が出来れば「寝たきり」を防ぎやすくなるので、一つひとつ掘り下げて行きましょう('ω')
今回からは、上記4に関してです。
手の要素(補助的作用)を最後にしたのは、
これを分離して考えた方が、上記1〜3が捉えやすくなるためでしたね。
さて、ご自分で移乗してもらった際に、あなたは以下のどれだったでしょうか?
・手を使わなかった。
・(立ち上がって方向転換式の移乗時などに)少しだけ使った
・(中腰のままの移乗時などに)がっつり使った
「手を使う」≒「体の支えの不足を補助している」ということなので、
動作中の体の支えがしっかりしている人ほど、「使わない」か「少し使うだけ(頼るほどでない)」となりますね。
「逆に考えて」、移乗中に「手を使わなくとも」、ダメージがほとんどない、ということです。
一方、手をがっつり使った人は、手を使わないと(バランスを崩すなど)ダメージが大きい=かなり頼っている、と言えるでしょう。
さらに言うと、手をがっつり使う人の多くは、移乗先の座面に「ドサッと」落ちるように座る印象があります。
一方、手を(ほとんど)使わない人は、移乗先の座面に比較的ソフトに座る印象があります。
これらは何を意味するのでしょうか?
次号で少し掘り下げてみましょう(^_-)-☆
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■編集後記
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最近の私が習慣にしているものに、「瞑想」や「祈り(そして感謝)」があります。
以前は全くと言っていいほど、やっていませんでした。
最近は朝目覚める時にも行うし、
夜寝る前にも行います。
1日の始まりを「感謝」で始められることや、
1日を終わりを「感謝」で終えられることは、
やってみると非常に心地よい習慣となりました。
全然難しいことではないし、自分の心や意識が整う実感があるので、おススメですよ(^^)/
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46
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