第324号:レナト式リハビリのフロー227:片麻痺への対応139 〜片麻痺関連の余談78:〜街中で見かける介助72〜

 

 

 

<第324号(2025.7.6)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜


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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。










第324号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー227

  「片麻痺への対応139 〜片麻痺関連の余談78:〜街中で見かける介助72〜」




■編集後記:旅は経験値が上がって良いですね(^^)/



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■レナト式リハビリのフロー227

  「片麻痺への対応139 〜片麻痺関連の余談78:〜街中で見かける介助72〜」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、

「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。

ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、

「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。









最近は、「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ていますが(具体的に「立ち上がり動作」を代表例に)、

実際の生活では「立ち上がって終わり」ではないでしょうから、

立ち上がった後の動作などに関して、余談的にお話を始めています。

前回は立ち上がった後に「移動」するケースに関して、今回は「移乗」です。










介護現場でよくある「移乗(乗り移り)」は、

例えば、ベッド←→車いす、ベッド←→ポータブルトイレなどがあります。

これも介助者であるあなた自身の体で色々と実感しながら進めてみましょう。

まずは、介助を行う可能性のある(既に行っている)状況に近い設定にして、ご自分で移乗動作をやってみて下さい。









その際、以下の要素を確認してみて下さい↓

1)移乗先の物体(車いす他)は、どこに・どの向きで用意されていると移乗しやすかったか

2)両足の位置や動きは、どのようだと動作しやすかったか

3)動作中、頭の位置は上下したか(いったん立ち上がって方向転換したか)、あるいは、中腰のまま水平移動したか

4)手はどう使うと、移乗しやすかったか








今回は「座面の高さ」などの要素はあえて外していますが、

次号では、一つひとつ掘り下げて行きましょう。

あまり動けない相手を寝たきりにさせないためには(離床させるには)、

「移乗」の動作能力が大事になりますもんね('ω')









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■編集後記
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車で旅行に数日行って来ました。

カーナビを使うとは言え、行き慣れない土地はワクワク・ドキドキします。

今後もまた訪れる土地であれば、

道や店などを覚えたりするのも経験値が上がって楽しいですね('ω')








私は「経験値」というものを、結構重視します。

経験値が上がるほど、色んな状況に対応しやすくなりますもんね。

それは日常生活でも、介助・リハビリ分野でも同じことです。

それを少しでも、必要としている人にシェアできれば幸いです(^_-)-☆
















最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172