第313号:レナト式リハビリのフロー216:片麻痺への対応128 〜片麻痺関連の余談67:〜街中で見かける介助61〜

 

 

 

<第313号(2025.4.19)>

 

 

 


 

☆★☆──────────────────────────────────────


家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜


───────────────────────────────────────── 





発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。










第313号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー216

  「片麻痺への対応128 〜片麻痺関連の余談67:〜街中で見かける介助61〜」




■編集後記:備えて、憂いを減らす( ;∀;)


_______________________

■レナト式リハビリのフロー216

  「片麻痺への対応128 〜片麻痺関連の余談67:〜街中で見かける介助61〜」

_______________________






今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、

「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。

ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、

「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。









最近は、「悪循環」と「好循環」の状態を比較して来ています。

その比較を「具体的な動作(立ち上がり動作を代表例に)」で見てもいます。

今回も、その(立ち上がり動作を例にした)「悪循環」に対し、何をすれば「好循環(病気前の本来の動作)」に近づけられるのか、の例についての続きをお伝えして行きます。

「努力の方向性」を間違えていると、うまく行かない(出口に向かえない)のは、どういう分野でも同じですね。










これまでは第309号の悪循環の各要素に対比させる形で見てきましたが、

これらはあくまで、立ち上がり動作の「前半(おじぎして、お尻が浮くまで)」しかお伝えしていません。

立ち上がり介助でお困りなケースは多いので、念のため今回は、動作の後半(ご本人が両脚を伸ばして、立つところまで)に関して、

「悪循環」と「好循環」との比較もしてみたいと思います。







前提としては、イメージしやすいように、ご本人の頭の位置が低く、腹筋に力も入らず、仙骨座りで両脚も開いているとします(片麻痺で麻痺側のみ開脚し、上体が横に傾いていても似たような悪循環の要素がありますし)。

この状態だとそもそも、立ち上がり動作前半の「おじぎ」の部分もしづらいですが、

仮に「おじぎ」できたとしても、その後に悪循環の影響がやはり出ます。

以下に、その要素を列挙してみます。







<悪循環の要素>

・ご本人は腹筋に力が入りづらい開脚姿勢のままなので、おじぎ(上体を前傾)しても、「連動して両下肢の筋緊張が高まる」ことが起こりづらい【物理的な影響】

・両下肢の筋緊張が高まりにくいので、「立ち上がる準備」ができにくい。【物理的な影響】

・その状態なのに、立ち上がる方向へ介助の力を加えられると、介助の力に「抵抗する反応」が起こりやすい。【物理的な影響】

・両足の裏に体重移動してから立ち上がるための上体移動も、そもそもしづらい。【物理的な影響】








主に上記のような要素がよく見られますが、

次号では、それらの補足説明と、

上記の各要素が「好循環」の場合はどうなのか比較する方向へ進んで行く予定です。

その結果、「だから介助量が減って、お互いにラクになるのか!」と理解が深まり、「再現性の高い介助やリハビリ」が出来るようになって来ますよ(^^♪





_________________

■編集後記
_________________


昨日から大き目の地震のニュースが流れていますが、

私の方では最近「停電対策」を進めています。

もともとは今年が「太陽フレア」の影響の大きな年ということもあり、

停電になる可能性がこれまでより高目だからです。









最近はオイルランタンやロウソク等を購入しました。

電池式のランタンなどは既にあるのですが、

太陽フレアの影響が地球に直撃するようだと、電気系のグッズは使えなくなる可能性があるためです。

パソコンなども守れるに越したことはないのですが、家庭で出来る方法を調査中です('ω')



















最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172