第308号:レナト式リハビリのフロー211:片麻痺への対応123 〜片麻痺関連の余談62:〜街中で見かける介助56〜

 

 

 

<第308号(2025.3.15)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜


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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。










第308号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー211

  「片麻痺への対応123〜片麻痺関連の余談62:〜街中で見かける介助56〜」




■編集後記:最近、花粉症がキツくなりました( ゚Д゚)


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■レナト式リハビリのフロー211

  「片麻痺への対応123〜片麻痺関連の余談62:〜街中で見かける介助56〜」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、

「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。

ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、

「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。









この「逆効果」や「悪循環」に対応するにあたり、

過緊張タイプによく見られる【共通要素】と言ってもよさそうな要素と、体の部位ごとで配慮点があるような【個別要素】に大きく分けた方が混乱せずに済みそうです。

各代表例を通して捉えた方が理解しやすいでしょうから、以下のようなケースを取り上げます↓

【共通要素】
<悪い意味での「もがき」>
 ・「努力の方向性」を間違えていて、動作能力を自ら低下させてしまう

【個別要素】
<足部(足首付近)を例に>
 ・足部の関節の過度な曲がりを矯正しようとして、むしろ助長してしまう
  →その結果、足部が体重を載せて良い状態にならない(なのに、無理に歩こうとする)








前回は、【共通要素】の<悪い意味での「もがき」>から始めました。

よくある「悪循環」は、ざっくり以下のような感じでしたね ↓

1)麻痺のせいで感覚情報が入りにくい(または処理しづらい)
 ↓
2)状況(環境)に適した筋緊張に自動的に調整しづらい
 ↓
3)過緊張になり(体が必要以上に力み)、動作がぎこちなくなる
 ↓
4)不安定な姿勢や動作だと、余計に筋緊張が高まり、更に動きにくくなる
 ↓
5)焦る気持ちや「がんばらねば」という想いで、無理に動こうとして上記の負のループを強化してしまう(全身が板状に硬くなり、動くのも難しくなって、余計に苦しむ)








何事も「逆な状態」と比較すると理解しやすくなるので、

「本来の状態=好循環」だった頃(片麻痺になる前)はどうだったか、を捉えてみましょう。

上記の「悪循環」と比較してみて下さい ↓

1)麻痺がないので、感覚情報が入りやすい(情報処理もしやすい)
 ↓
2)状況(環境)に適した筋緊張に自動的に調整しやすい
 ↓
3)適度な筋緊張なので(体が必要以上に力んでいないので)、動作がスムーズ
 ↓
4)安定感のある姿勢や動作なので、余計な筋緊張の高まりがなく、スムーズが動きが続く
 ↓
5)スムーズなので、焦る気持ちや「がんばらねば」という想いが生じず、無理に動こうともしないので、正のループが継続される(全身が硬くなることもなく、それらで苦しまない)







どうでしょうか?

本来の「好循環」な状態が崩れたきっかけは脳卒中などの病気や麻痺だったとしても、

その後の取り組み(リハビリのアプローチや、ご本人・周囲の意識や行動など)により、

本来の「好循環」な状態に戻る(近づく)どころか、どんどん離れてしまうわけです。








もっと言うと、例えば「姿勢保持」に関しては、本来の「好循環」だった頃は

「骨で支える割合が高く」「筋肉が肩代わりして頑張る(緊張を高める)必要がない」状態でした。

そのため、リラックスすべき筋肉はリラックスできていたし、

筋肉以外の力(重力など)を利用した「効率の良い動き」ができていました。

次号では、そういう「好循環」と「悪循環」の状態を比較を、具体的な動作(例えば、立ち上がり)で、してみましょう。理解が深まりますよ('ω')










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■編集後記
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ここ最近の私は、くしゃみ・鼻水などの花粉症の症状がキツくなって来ました。

2月は控えめだったので、少し油断していましたが、

3月はキッチリ、症状に苦しんでいます( ゚Д゚)

やはりGWあたりまで続くのかも知れません。









花粉症の症状がひどいと、春の外出を楽しみづらいです。

筆頭は「お花見」でしょうか。

アルコールを飲むと症状が悪化するので、なおさら行けません( ;∀;)

今年もインドアで大人しく過ごす春、になっています。
















最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172