第307号:レナト式リハビリのフロー210:片麻痺への対応122 〜片麻痺関連の余談61:〜街中で見かける介助55〜
<第307号(2025.3.8)>
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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜
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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。
第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。
第307号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー210
「片麻痺への対応122〜片麻痺関連の余談61:〜街中で見かける介助55〜」
■編集後記:世界的に、いろいろ「再編成」か('ω')
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■レナト式リハビリのフロー210
「片麻痺への対応122〜片麻痺関連の余談61:〜街中で見かける介助55〜」
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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓https://no-pain-yes-gain.com/free/w186
今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。
片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、
片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。
いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。
「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。
介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、
介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、
リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。
片麻痺の過緊張タイプの人に対応するにあたり、留意せねばならないのは、
「逆効果」なことをして、「悪循環」にハマってしまう人を、適切な方向へどう導くか、ということです。
ご本人の頑張り屋な性格や、不安にかられた周囲の人からの無理なアプローチなどにより、
「努力すればするほど、ぎこちない動きになるし、過剰な緊張の体を放置すると余計に硬くなる(その悪循環から抜け出せなくなる、苦しみや危険、介助量も増える)」という、やるせない状況になりかねません。
この「逆効果」や「悪循環」に対応するにあたり、
過緊張タイプによく見られる【共通要素】と言ってもよさそうな要素と、体の部位ごとで配慮点があるような【個別要素】に大きく分けた方が混乱せずに済みそうです。
各代表例を通して捉えた方が理解しやすいでしょうから、以下のようなケースを取り上げます↓
【共通要素】
<悪い意味での「もがき」>
・「努力の方向性」を間違えていて、動作能力を自ら低下させてしまう
【個別要素】
<足部(足首付近)を例に>
・足部の関節の過度な曲がりを矯正しようとして、むしろ助長してしまう
→その結果、足部が体重を載せて良い状態にならない(なのに、無理に歩こうとする)
では、【共通要素】の<悪い意味での「もがき」>から始めましょう。
よくある「悪循環」は、ざっくり以下のような感じです;
1)麻痺のせいで感覚情報が入りにくい(または処理しづらい)
↓
2)状況(環境)に適した筋緊張に自動的に調整しづらい
↓
3)過緊張になり(体が必要以上に力み)、動作がぎこちなくなる
↓
4)不安定な姿勢や動作だと、余計に筋緊張が高まり、更に動きにくくなる
↓
5)焦る気持ちや「がんばらねば」という想いで、無理に動こうとして上記の負のループを強化してしまう(全身が板状に硬くなり、動くのも難しくなって、余計に苦しむ)
光(出口)を見出したい一心で頑張るのに、
もがくほど苦しくなる「蟻地獄」のような状況です。
このような過緊張タイプの片麻痺の人に、何の根拠も与えず「がんばって歩いて!」というのは、なんとも酷な話ですね( ゚Д゚)
あなたが上記の負のループに陥っている本人だとしたら、どうでしょうか?
「悪循環」というのは一般的に、その根本を改善できれば、「好循環」に反転させられることが多いです。
もちろん、脳卒中という病気や麻痺を「なかったこと」には出来ないし、症状(麻痺など)の程度によって話は変わり得ますが、
病気前の体が本来の動き(好循環な状態)であったのなら、そこへ極力戻す(近づける)のが「目指すルート」でしょう。
次号では、「好循環」だった頃はどうだったか、を前述の「悪循環」と比較してみましょう(^_-)-☆
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■編集後記
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米国大統領に関するニュースが注目されています。
日本はもとより、世界的に大きな影響力があるため、
いろんな「再編成」の検討や動きが、
あちこちで始まっているようです。
日本は日本らしい対応をしそうな気がしますが('ω')
状況は常に変わり得るので、
「短期的」「長期的」視点を織り交ぜながら、
行政の予算を、本当に必要なところへ充分に回してほしいです。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46
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