第298号:レナト式リハビリのフロー201:片麻痺への対応113 〜片麻痺関連の余談52:〜街中で見かける介助46〜

 

 

 

<第298号(2025.1.4)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 〜ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ〜


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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、本年も引き続きよろしくお願い致します。










第298号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー201

  「片麻痺への対応113〜片麻痺関連の余談52:〜街中で見かける介助46〜」




■編集後記:ポジティブな「意識(気)」の年にして下さい(^O^)/




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■レナト式リハビリのフロー201

  「片麻痺への対応113〜片麻痺関連の余談52:〜街中で見かける介助46〜」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








今はレナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話(余談を含む)として進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









「片麻痺に関するその他(余談)」の中でも、「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えした後は「介助」に移りました。

介助スキルも大事なのですが、そもそも介助量や転倒等のリスクを減らしたいなら、

介助スキルに頼り過ぎるより、普段から(介助対象である)ご本人の能力を、

リハビリで向上・維持しておいた方がお互いにラクですね。








今回も、片麻痺者の動作能力を上げて、介助者の負担(介助量)を減らす話には変わりありません。

さらに言うと、レナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱(足りないものは足す、ジャマするものは取り除く)」の、「ジャマするものは取り除く(減らす)」の方の話になります。

片麻痺者(過緊張タイプ)の「体(筋膜)の硬さ」は動作をジャマするので、それをを取り除いたり(減らしたり)、普段から柔軟性をできるだけ保つように先手を打つことで、

ご本人の動作能力の向上や事故リスクの軽減、介助者であるあなたの介助負担の減少などを目指しましょう。









最近は、コリや痛みにつながりやすい体(筋膜)の硬さが、

どういう条件下で起こりやすいかの「まとめ的な内容」に入り、主な要素を列挙しました(メルマガ第294号で)。

その後、その各要素を掘り下げ、対応などをご紹介し始めています。

要素として<温度関連>→<不動関連>と進み、今回はその不動の悪影響の具体例をご紹介します。








例えば、ベッド上で長時間・長期の臥床状態にある人は、

ただでさえ不動の影響で全身が硬くなってしまいやすいのに、

そこに脳卒中片麻痺の過緊張の要素などが加わると、

全身が「板状」に硬くなることがよくあります(仰向け=天井向きの姿勢で主に過ごす場合)。









仰向けで長時間・長期間の臥床を続けると、自重で体の後面が圧迫されて硬くなるだけでなく、

筋膜の硬さも全身に波及することで各関節を曲げづらくなります。

さらに悪いことに、板状なだけに横向きに寝る姿勢を保てないばかりか、

その姿勢になるための「寝返り」動作も難しくなり、なおさら「板状」が固定化して来ます。









この状態のご本人を、介助者が無理に動かそうとしても、とても労力が必要になりますし、

相手は痛がることが多いので、ご本人と介助者との関係性が悪くなりかねません。

長期臥床は色んな意味でよろしくないのですが、今回お伝えしたような具体的な困難をもたらすことが多いので、

やはり普段から手を入れておくのが大事ですね。








次号では補足・余談として、体が板状になると(体の後面が扁平になると)、

介助で体を起こした直後に、ご本人が腰痛を訴えやすくなるケースに関してご紹介します。

板状を悪化させたくないから(無理に)起こそうとする→ご本人が痛がって大変、

という負のループから抜け出しましょう('ω')




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■編集後記
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新年おめでとうございます。

年が変わる際は、誰しも「意識」が多少変化しますが、

日本人の場合は特に「年を越す」という意識が強いので、

生活や行動に何かしらの変化が出やすいですね。







「この世界は『意識(気)』で成り立っている」という説があります。

身近な所では「病は気から」とか「運気を上げる」などの表現もよく耳にしますね。

ネガティブな「気」をまとうよりも、パッと晴れたポジティブな「気」を保つようにした方が、

自分の目の前に現れる世界や展開が、実際に違って来るのかも知れないですね(^_-)-☆
















最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172