第257号:レナト式リハビリのフロー161:片麻痺への対応72 ~片麻痺関連の余談11:~街中で見かける介助5~

 

 

 

<第257号(2024.3.24)>

 

 

 


 

☆★☆──────────────────────────────────────


家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~


───────────────────────────────────────── 





発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 










第257号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー161

  「片麻痺への対応72 ~片麻痺関連の余談11:~街中で見かける介助5~」




■編集後記:「体験」は楽しいものですね





_______________________

■レナト式リハビリのフロー161

  「片麻痺への対応72 ~片麻痺関連の余談11:~街中で見かける介助5~」

_______________________






今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








ここしばらくはずっと、レナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話を進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









最近は余談的に、「片麻痺に関するその他」に進んでいます。

これまで「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えし、最近は「介助」でした。

ただ、介助量やリスクを減らしたいなら、その場での介助スキルに頼り過ぎるより、

普段から(介助対象である)ご本人の能力を、リハビリで向上・維持しておいた方がいいですね。








動作などの「安定」の要因を知るには、逆の「不安定」の要因を知ることが大事です。

前号でご紹介した、片麻痺の過緊張タイプによく見られる「不安定要素」は、以下です↓

1)足(の裏)が床や地面とケンカし、うまく接地できないし、体重を載せられない。

2)左右の脚に交互に体重を移動しづらく、抜重した脚を進みたい方向へ動かせない。

3)2の抜重した脚を動かす際、必要な「滞空時間」をかせげない









今回は上記の2に関してです。

まずは上記1との関わりの話からですが、麻痺側の足(の裏)が床や地面と仲良くできず、

例えばつま先立ちのような状態になってしまうと、その麻痺側の足に体重をうまく載せられません。

体重移動がうまく行かないと、反対側の足(脚)を抜重しきれず、動かしづらい(移動しづらい)ということになります。








特に、比較的ゆっくり動く(歩く・方向転換などをする)人の場合は、

左右の足(脚)への体重移動がはっきりなされないと、

反対側の足に体重が残ってしまい、浮かせて前や後ろなどへ動かすことが難しくなります。

浮かせ方が中途半端だと、「すり足」になったり、何かにつまずいて「転倒」しやすくなりますね。








また、体(筋膜)が硬いと、この体重移動の動きをジャマするので

次号ではそのお話をする予定です。

動きがジャマされると不安定さを感じるため、余計に過緊張になり

また硬くなる「悪循環」にハマりやすくなってしまいます。





_________________

■編集後記
_________________


「メタバース」が最近はどこまで進んだのか、昨日ふと気になりました。

眼がチカチカするような仮想空間だと楽しみづらいですし、

色んなルール整備なども進んで行かないと利用しづらいです。

初期費用や維持費なども安くなってこないと、なかなか手が出ません。







技術は日進月歩なので、この分野が廃れない限りは、待っていれば良くなって行くのでしょう。

インターネットなども、世間に登場した当初は、まだ結構使いづらいものでしたもんね(すぐフリーズしたり)。

私としては、世界的な観光地だけど治安が悪い場所などは、メタバースで行ってみたいと思っています。

現実世界での体験と(睡眠中の)夢の中の体験を、私自身は区別する必要性をあまり感じなくなって来ているので、メタバースでの体験も楽しみにしています。










最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172