第253号:レナト式リハビリのフロー157:片麻痺への対応68 ~片麻痺関連の余談7:~街中で見かける介助~

 

 

 

<第253号(2024.2.24)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~


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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 










第252号は、こちらです↓




■レナト式リハビリのフロー157

  「片麻痺への対応68 ~片麻痺関連の余談7:~街中で見かける介助~」




■編集後記:野菜も「再生」






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■レナト式リハビリのフロー157

  「片麻痺への対応68 ~片麻痺関連の余談7:~街中で見かける介助~」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








ここしばらくはずっと、レナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話を進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









最近は余談的に、「片麻痺に関するその他」に進んでいます。

ここでは、「リハビリ専門職の立場から言うと、こういうことはおススメしない(逆に、オススメする)」という要素を、

理由つきでご紹介して行くイメージです(私見ですが)。

これまで「ベッド柵」などの用具類に関してお伝えし、今回は「介助」です。









街中では時々、片麻痺の人が歩いているのを見かけます。

一人で歩いている場合もあれば、介助者がついている場合もありますね。

一般的な高齢者への(歩行)介助と、片麻痺(特に過緊張タイプ)の人への介助とで大きく異なるのは、

ご本人の「緊張が高まりそうな場面」を認識した上での「先回り介助」ができているかどうか、です。









片麻痺対応に限らず、介助では危険などを「予測」し、

介助者は「先回り」して事故などを防ぐのが基本です。

例えば、道を歩いている際に、介助者が視野を広く保ち、対向車(者)などをいち早く見つけたら、

「少し道の端に寄ろうね」と介助する相手(高齢者など)を誘導したりするわけですね。








ただ、介助する相手が片麻痺(過緊張タイプ)の人の場合は、

相手の緊張がどういう場面で高まりやすいか(それにより、動作が硬く不安定になるか)を認識していないと、

「その人特有の危ない場面」に対して先回りできません。

介助者が先回りできないと(油断していると)、バランスを崩して転倒・交通事故につながったりします。









片麻痺の人の緊張の高まり方にも個人差や(その日の)条件差はあり得るので、

一緒に歩いている際に介助しながら、よく観察したり、感じ取ってみて下さい。

例えば、よくあるのは、傾斜のある歩道に入ろうとした時に、

急に体の緊張が高まり、硬そうな動きに急変する、などです。








心と体はつながっていますので、精神的な緊張は体(筋肉)の緊張に影響します。

一般的な人でも、大事な面接などの前は体の緊張が高まり、硬くなりますね。

片麻痺の人の中には、「今から、この傾斜のある歩道を歩くんだな」と意識しただけで、

精神的な緊張により、自ら筋緊張を高めて動きをおかしくしてしまう人もいます。








目から入った情報から精神的な緊張が高まり、連動して体(筋肉)の緊張が過剰に高まってしまう。

そのせいで、実際の動作も硬く不安定になり、ご本人の中では「やっぱりうまく動けなかった」という記憶が残る。

ご本人の中に苦手意識が植え付けられると、今後似たような場面でまた過剰に緊張してしまう・・・。

いわゆる「悪循環」にハマりやすくなるわけです('Д')








次号では、ではどうすればいいのか、を考えてみましょう。

ケースバイケースではあるのですが、それだけだと(情報不足なまま)突き放すような感じになってしまうので、

「ケースは異なれど、共通した部分」を中心に、仕組みや対策などを探って行きましょう。

もちろん、弱い部分があれば、レナト式リハビリをやりながら、ですね(^_-)-☆










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■編集後記
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私は最近、「再生野菜」の栽培を少し始めてみました。

豆苗などが有名ですが、ある動画で小松菜の根元を切り取って再生栽培している様子を観て、「やれそうかも」と感じたためです(笑)。

私はリハビリ専門職(再生屋)ですし、もともと何かを「再生」させるのは大好きです。

そういう意味では、辿り着くべくして、「再生野菜」に辿り着いたのかも知れません('ω')






野菜(植物)も動物と元は同じ、という意味では、

切り取った小松菜の根元にも、ポジティブな声掛けをしながら育てようと思っています。

今は水耕栽培の段階ですが、根が出て来たら土に植えるつもりです

どうなるか楽しみですねえ((*'ω'*)













最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい

では、また次回をお楽しみに!



(レナト)











・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172