めずらしく、私(レナト)自身の話です・・(4)
「生い立ち」というと大袈裟なのですが、
私の体はもともと虚弱気味な上に(子供の頃からの診察券は山のようにあります)、
左右の脚の長さが生まれつき異なるため、
体がゆがんだり、まっすぐ走りにくかったりします。
また、全身を覆う「筋膜」が硬くなりやすい体質なので痛みが出やすく、
ひどい時は、同時に7~8か所が痛くて、
階段を上る姿などはヒド過ぎて、他者に見せられないことも、よくありました。
ただ、理学療法と出会ってからは、
患者さんや利用者さんのお体だけでなく、
自分自身の体の不具合の仕組みや改善方法を一つ一つ「確かめながら」やってきたことで、
病気すらしたこともないような「健康な治療者」(うらやましいですが)では見ることができない、
色んなことが見えるようになったかも知れません。
しかも、子供の頃から「自分が患者として」多くの治療者と接して来た経験から、
「こう説明してくれれば、もっと分かりやすいのに」というノウハウが、
自分の中に蓄積されました。