第225号:レナト式リハビリのフロー129:片麻痺への対応40 ~筋緊張が不足して支えが弱い人への対応12~

 

 

 

<第225号(2023.8.12)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第225号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー129

  「片麻痺への対応40 ~筋緊張が不足して支えが弱い人への対応12~」



■編集後記:オーバーツーリズム





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■レナト式リハビリのフロー129

  「片麻痺への対応40 ~筋緊張が不足して支えが弱い人への対応12~」


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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186








ここしばらくはずっと、レナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話を進めています。

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。









最近は片麻痺の中でも「筋肉の緊張が不足して(体を支えにくくて)困る」ということに対して、どう出来るかというお話に進んでいます。

前提としては、「完全な弛緩麻痺」は除きます。

対象としては、筋肉の緊張がゼロではないが、何割かは低下しているケースです。

それを高めて必要な緊張に近づけたい(その結果、体を支える部位が必要な仕事を果たして欲しい)場合にどうするか、というお話になります。









概要を振り返ると、以下のようなアプローチはご家族もやれますよ、ということでした。

1)腹筋(ここが仕事してくれないと、全ての動作が不安定になります)

2)お尻まわりの筋肉(ここがフニャフニャだと、腰かけると体がゆがむし、立っても上体の重さを支えにくいです)

3)ウエストの筋肉(ここが低緊張だと、上体が横に傾きやすくなります)








最近は上記2の「お尻まわりの筋肉」でしたが、今回から3の「ウエストの筋肉」に入ります。

「ウエストの筋肉」は、「腹筋」や「お尻まわりの筋肉」に比べると地味?なためか、弱くなっても放置されがちな部位です。

ただ、とても大事な役目を果たしていて、ここが弱くなっていると基本的な動作や姿勢保持に悪影響が出やすくなります。

それが実感できるように、いつものように、まずはあなた自身の体でカンタンに体験してみましょう。







動作への悪影響で顕著なのは、(斜め前への)「起き上がり」です

あなたの体で試してもらう場合は、仰向け(天井向き)で寝た状態から開始します。

右斜め前に起き上がるなら、右のウエストに手をあてて、右のウエストの筋肉の収縮を感じられるようにしながら、

実際に右斜め前に起き上がってみて下さい。その際、右のウエストの筋肉が強く収縮したのが感じられましたね。








今後は逆に、「わざと」右のウエストの筋肉の力を抜いて、右斜め前に起き上がろうとすると、どうなるか試してみて下さい。

重い上体を起こすことが出来ないことが体験できるでしょう。

右斜め前に起き上がる際は、右のウエストの筋肉が、重い上体を持ち上げる際の「力の拠り所」になっているわけですね。

ちなみに、仰向けから正面に起き上がる際は、左右中央にある「腹筋」が強く収縮して「力の拠り所」になっていることも、

お腹に手をあてて、正面に起き上がればすぐに分かります。








次回は、「ウエストの筋肉」が弱いと、姿勢の保持に悪影響を及ぼす例をご紹介します。

やはり、あなた自身の体でカンタンに体験してもらいます。

「ウエストの筋肉って、普段は意識しないけど、こんな大事な仕事をしていたんだ」と実感してもらってから、

それをしっかりさせる方法をご紹介して行く予定です。






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■編集後記
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中国からの観光客に関して、「団体客」の入国がこのタイミングで解禁されました。

一応アフターコロナということで、中国国内もオーバーツーリズム(観光地に観光客が多過ぎて、色々と混乱を起こしている状態)なので、

日本への団体観光客を解禁して、国内の混乱を緩和する狙いもあるのでは、という憶測もあります。

日本の有名観光地は最近、ずっとオーバーツーリズムな状態なので、どうなってしまうことやら・・・。









何事も良い面と良くない面が背中合わせなので、中国からの団体客が増えることに関しても同様でしょう。

現場がパンクしないように、なんとかマネージメントして欲しいものです。

私自身は、台湾有事のことが頭の片隅にあるため、中国からの団体客解禁のニュースは別な意味を持ちます。

ざっくり言えば、中国からの団体客が来ているうちは、まだ事が起こらないのかな、ということです。








何が事が起こる際には、どの国も自国民を、そのエリアから事前に引き揚げさせるのが通例ですからね。

最近では、ウクライナのダムが破壊される前に、ロシア兵に撤収命令が出ていたという話がありますし、

太平洋戦争時にも、広島に原爆を落とす前に、アメリカ政府は自国民を広島から引き揚げさせようとしていたという話がありますね。

そういう意味では、中国から団体客が来なくなる時(何らかの理由で中国政府が台湾や日本への渡航を禁止する時)は要注意かも知れませんね・・・。










最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





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・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172