第178号:レナト式リハビリのフロー82:介助とは11 ~拒否する相手へのアプローチ1~

 

 

 

<第178号(2022.9.17)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第178号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー82

  「介助とは11 ~拒否する相手へのアプローチ1~」



■編集後記:あなたが発するエネルギー次第では、「悪循環のスタート」になり得ます。




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■レナト式リハビリのフロー82

  「介助とは11 ~拒否する相手へのアプローチ1~」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「そもそも、介助ってよく分からない(もう少し説明が欲しい)」

https://no-pain-yes-gain.com/free/w212








最近は、上記URLの内容に関連して、「介助とは」というテーマで「そもそも論」をご紹介しています。

最近は、高齢者など相手が介助やリハビリを「拒否」する要因について、ご紹介しています。

他者から見て「なんでこんなことを拒否するの?」と不思議に思えても、ご本人にとっては大ごとの可能性があります。

拒否している人を追い詰めてしまうと、尚更拒否してしまいかねないため、アプローチの仕方は大事になりますね。







例えば、誰しも「頭ごなしに」命令されるのは不快なものです。

親や先生、上司などからそれをされて「ムカついた」経験は誰しもあるのではないでしょうか?

素直に何でもハイハイとやれる人もいるかも知れませんが、イヤだと感じる場合は、「話し合い」が必要になりますね。

お互いのニーズや気持ちを伝えあって、100%納得はできなくても、妥協点を見出すわけです。







ただ、紳士的に話し合える人同士なら良いのですが、

親子など遠慮がない関係の場合は、こじれてしまうことも珍しくありません。

高齢者に対応するご家族は介助やリハビリを拒否されると困るので説得しようとしますが、

ご本人が拒否するとイライラが募って怒鳴りつけてしまったりするわけです。

そうなると童話「北風と太陽」の北風になってしまうため、逆効果になりかねません。








では、どうすれば良いでしょうか?

前提として、ご家族は普段の介護疲れなどから心身ともにあまり余力がないことが多いでしょう。

なのに高齢者から「わがまま」とも取れる拒否が出ると、ストレスが爆発してしまいそうです。

義理の親などに対応していて爆発しづらい人(うまく発散できない人)は、精神的に不具合を起こしてしまうかも知れません。








それまでの人間関係の影響はあり得ますが、拒否が出現したら、まずはやはり相手のニーズを聴いてあげましょう。

なぜ拒否するのか、何がイヤなのか、どうして欲しいのかなど、決して詰問調でネガティブに対応するのでなく、

「ふんふん、それで? そういうのがイヤだったのねえ」という感じで、ガス抜きをしてあげながら聴いたりします。

「傾聴のスキル」は介護に限らず対人関係で重要になりますので、次回はそのお話に進んで行く予定です。







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■編集後記
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「言霊」や「音霊」に関心がある人もいるでしょう。

言葉や音にはエネルギーがありますので、相手を活性化させたり、場を清めたりすることに使えます。

日本人は大昔からそういうことをよく分かっている民族なので、

神社などでもお清めによく使われますね。







また、花や野菜を褒めながら育てると美しく・美味しく育つという話を聞いたことがあるでしょうか。

逆に、罵倒しながら育てると、その逆な状態に育ちます。

水の結晶にネガティブな言葉をあびせかけると、結晶が壊れるという話も聞きます。

いずれも、言葉や音にまとわせたエネルギーがネガティブなものだと、対象を攻撃することになり、ネガティブな反応を引き出す例です。







相手が人間の場合も当然、同じです。

相手にネガティブな言葉(エネルギー)を発し続けて、相手からネガティブな反応を自ら引出し、自らストレスまみれになる「悪循環」にハマっていないでしょうか?

職場や学校での人間関係だけでなく、子育てや介護の場面でも全く同じです。

本当に欲しい結果を導き出すには、あなたが発するエネルギーがポジティブなものでないと、うまく行きませんね。












最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172