第169号:レナト式リハビリのフロー73:介助とは2 ~明智光秀のお茶の話などを例に~

 

 

 

<第169号(2022.7.16)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第169号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー73

  「介助とは2 ~明智光秀のお茶の話などを例に~」



■編集後記:コロナ再び



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■レナト式リハビリのフロー72

  「介助とは2 ~明智光秀のお茶の話などを例に~」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「そもそも、介助ってよく分からない(もう少し説明が欲しい)」

https://no-pain-yes-gain.com/free/w212








前回からは、上記URLの内容に関連して、「介助とは」というテーマで「そもそも論」に入っています。

介助スキルに目が行きがちかも知れませんが、その根底に流れる本質的な部分は、

「相手本位を形にしているだけ」ということです。

今回はその説明に、日本の歴史に登場する人達のエピソードを活用してみます。







まずは、明智光秀です。関ヶ原の闘いにおける西軍の代表者ですね

豊臣秀吉が彼を見出した時のエピソードをご存じの方も多いでしょう(真偽のほどは別にして)。

秀吉が鷹狩りの帰りに立ち寄った寺で、当時は寺の小姓であった光秀が3回に分けて工夫したお茶を運んだお話ですね。

秀吉ののどの渇きの状態に合わせて(ニーズに合わせて)、お茶の温度と量を変えたことに秀吉が感心して光秀を召し抱えたそうです







秀吉自身が光秀の秀逸さに気づけるのも、彼が似たタイプの人だったからかも知れません。

秀吉自身、部下であった時代、冬場に上司の草履を懐に入れて温めておいた話も有名ですし、

自分がトップになってからも他国の武将たちへ気を配る「筆まめ」さも有名でした。

秀吉は常に「相手のニーズ」に意識を向け、そこにアプローチする人だったわけです。








ちなみに、相手の状況やニーズが分かっていると、敵に対しては攻撃に使えてしまいます。

秀吉はある城を落とす際に「水攻め」をしたのも有名ですが、

籠城で大事になる米を、以前から2倍の値段で一帯から買い占めていたし、新米の収穫も阻止していました。

つまり、相手の立場で考えると、「相手が嫌がること」も把握できるので、徹底してそれを行えたわけです。







いずれにせよ、「相手の立場で」「相手本位で」考えて行動することは大事ですね。

「お茶くみ」の話は何も光秀だけではなく、例えば、日本の芸能界でも、ひと昔前までは下積みとして付き人をしている人などの訓練項目でもありました。

自分本位に「お茶くみ」する人は、相手の状況やニーズに無関心なので、芸事をする際に観客の状況やニーズに無関心な「自分本位な芸」になりかねません。そうなると当然、観客の感動は減ってしまいます。

日本の芸事は観客との「間(ま)」や「余韻」も大事にする(その結果、観客と感動の共有率を高める)ので、「相手本位」で考えて行動できるベースを下積み時代につくっておかないと、成功しづらいわけですね。







介助も本質的に全く同じです。

あなたが介助される側になった際、介助者が「自分本位」な人だったら、どう感じそうですか? 私は絶対、イヤです(笑)。

次回は、今回の内容と関連して「相手のニーズに過不足なく合わせることの大事さ」に関してお伝えします。

この辺りから、介助とリハビリとの関係や境界線のようなものも見え始めて来ますよ。







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■編集後記
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新型コロナウイルスの第7波が来たようです。

多くの人は良い意味でも悪い意味でも「慣れ」がありそうですが、充分に注意して下さい。

気になるのは、これからは季節性の災害とセットになりかねないことです。

例えば、台風や水害により、避難所が混雑したりすると、そこで蔓延・拡散する危険性も高まります。

避難リュックの中には感染予防のグッズを入れておきたいですね。







持病がない人でも、後遺症のニュースもありますし、やはり感染しないに越したことはありません。

やはり「不要不急の外出は控える」というのは、大事になりますね

コロナ禍では「経済への影響」がどうしても取り沙汰されますが、そもそも人間がいなくなっては経済も存在しないので、優先は人間(健康)であるはずです。

そもそも社会を「健康か、経済か」みたいな天秤で考えざるを得ない仕組みにしてしまったのは人間自身なので、

そのようなあり方を見直す機会にしてくれればいいのですが、、、















最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





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・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172