第158号:レナト式リハビリのフロー62:移動(歩行)介助で困っている10

 

 

 

<第157号(2022.4.30)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第156号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー62

  「移動(歩行)介助で困っている10」



■編集後記:何らかの形で外出できるといいですね






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■レナト式リハビリのフロー62

  「移動(歩行)介助で困っている10」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「移動(歩行器)介助(で困っている)」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w214

※今回の内容は上記URLには(まだ)ありません。動画をつくる場合は、今後お知らせします。










前回からは歩行介助全般における留意点のお話に入っています(まずは、「屋内」から)。

前回は「ジャマするものの撤去」のお話で、今回は「不足するものは足す(用意する)」お話です。

どこかで聞いたフレーズかと思いますが、これはレナト式リハビリでよく登場する「改善の2本柱」そのものですね。








屋内での歩行介助をする際に「用意しておいた方が良いもの」とは、逆に言えば、「それが無いと、困るもの」と言えます。

ケースによって異なりそうですが、大きく2つに分けると、「常にあった方が良いもの」と「ご本人の状態に応じて、あった方が良いもの」とになります。

前者は例えば「手すり」のようなもので、都度設置したり外したりするのが面倒なものですし、

後者は「休憩用のイス」などです。歩行介助の動線付近に、必要に応じていくつか置いておくようなものです。








「手すり」は、工事をして取り付けてしまうタイプもありますが、(つっかえ棒のように)業者が持参して設置するだけのタイプもあります。

手すりに関しては、以前動画をつくっているので、関連動画を以下に添付しておきます↓



【在宅生活の環境整備:どこを優先して「手すり」を設置しますか?】

https://www.youtube.com/watch?v=O1NUurITBX8&list=PL87Hh0oDQOdeUBEyBBSF_5nPIYjIR7rnG&index=3


【在宅生活の環境整備:「手すり」は、本当に使えていますか?】

https://www.youtube.com/watch?v=-7tkLgNYyYY&list=PL87Hh0oDQOdeUBEyBBSF_5nPIYjIR7rnG&index=2








「休憩用のイス」などは、特にあまり歩けない人の歩行介助時に大事です。

2~3mしか歩けない人なら2~3mおきに置いておくといいですし、

もう一人協力者が得られるなら、歩くご本人の真後ろから車椅子を押しながらついて来てもらう方法もあります。

その場合は、途中に休憩用のイスがなくても、ご本人が疲れたらすぐ車椅子に座ってもらえるので、より便利かつ安全ですね。








次回からは「屋外」での歩行介助の留意点に進みましょう。

道路などはもちろん危険が多いですが、自宅玄関を出る所からして、すでに危険が多い場合もあります。

でも、「備えあれば憂いなし」ですし、「正しく恐れる(必要なサポートを明確にする)」ことで、

ご本人もご家族もムリすることなく屋外へ出やすくなるので、一緒にやって行きましょう。









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■編集後記
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ゴールデンウイークになりました。

まだ新型コロナの影響が終わっていないので「何も気にせず」というわけにもいきませんが、

少しずつ活動範囲を拡げている人も多いのではないでしょうか。

家の中も快適かも知れませんが、気候が良い時期は、外出を楽しめるといいですね。








ご自宅にいる「あまり動けない高齢者」などに関しても、同じことが言えます。

生まれつきのインドア派は別として(笑)、「私も外に行きたいんだけど・・・」という場合は、

その「・・・」の理由の部分を、リハビリや介助の工夫などで補えるといいですね。

例えば、カンタンなリハビリで体幹の支えをつくってあげる等のアプローチをすると、

座位保持の時間が延びることで、車椅子で外出できる可能性が高まったりしますよ↓


【誰でもできるレナト式リハビリの動画集】

https://www.youtube.com/channel/UCvDONYFVumQpnbdzGIq25IA/playlists







ずっとベッド上で天井を見て過ごす生活は、人間の心身にとってあまり良いことはなさそうです。

外へ出て風を感じたり、季節の花を楽しんだりすることで、五感が刺激され続ければ、心理面や認知面にも良さそうですし、

そもそも、行きたい所に(車椅子など何らかの手段で)行けることは、人生・生活の質を高め維持する上で大事なことですものね。

ご本人・ご家族、それぞれにとってより良い人生になるように、「レナト式リハビリ」が少しでもお役に立てば幸いです。













最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172