第149号:レナト式リハビリのフロー53:移動(歩行)介助で困っている1

 

 

 

<第149号(2022.2..26)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第149号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー53

  「移動(歩行)介助で困っている1」



■編集後記:平和な意識を保てるお手伝い




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■レナト式リハビリのフロー53

  「移動(歩行)介助で困っている1」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「移動(歩行器)介助(で困っている)」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w214










今回からは「歩行介助」のお話です。

これまでにご紹介した車椅子や歩行器などに比べると、ご本人の移動能力がかなり高い想定です。

リハビリが進んで体の支えなどがしっかりして来ると、移動補助具の安定性や底面積を減らして行くことにつながります。

よくある順は、両手で(持ち上げ式)歩行器を使えるようになった次の段階としては、片手での支持に減らす代わりに、安定性(固定性)の高い「手すり」に移行します。

「手すり」で安定的に歩けるようになったら、次の段階としては、同じ片手支持でも不安定な「杖」になります。








「杖」も底面積が大きなものから(4点杖など)底面積が小さいものへ、つまり、より不安定なものへ変えて行きます(T字杖など)

これはリハビリによって体の支える能力が高まって行く分、道具に頼る(腕の力で体を支える)割合を減らせるからこその変化です。

なので、逆に、身体能力が低下すると、移動補助具も戻って行くことになります。

上記URLにある一つ目の動画の中でもご紹介していますが、ご本人が「使いたいから」というだけで、特定の移動補助具に固執するのは転倒のリスクが高まり危険です。

必ず、動作能力から割り出す必要があります。








ただ、杖にも種類があるので、どれを使えば良いか分からないという場合もあるかも知れません。

次回は、そのことを中心に見て行きましょう。







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■編集後記
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冬季五輪の闘いが終わると、武器による戦闘が欧州で始まりました

地球上にはもともと紛争が続いている地域があるので、一つ増えたことになります。

ひと昔前と異なるのは、SNSが発達したことにより、多くの人が情報を発信し、即座に共有できるようになったことでしょう。

戦争カメラマンでない一般の人が写真や動画を配信し、世界の人々の「意識」に影響を与える時代になりました。







人間世界は人々の「意識」で動いています。政治も経済も、会社も学校も、ほとんど全てがそうです。

紛争は「意識」と「意識」のぶつかり合いが、特に大規模なものとも言えます。

ただ、「意識」のぶつかり合い自体は、小規模なものであれば、日常いたるところで見かけます。

それがネガティブな方向へ向かうと、トラブルになりかねません。







特に介護している人・されている人の間では、かなり意識がぶつかることがあります(肉親だと尚更でしょうか)。

それが、憎しみ合うような、ストレスをぶつけ合うような「負の連鎖」になると、お互いに疲弊してしまい、いいことがありません。

レナト式リハビリでは事あるごとに「共倒れを防ぎたい」とお伝えしていますが、

そういう精神面(意識)の疲弊から来る「在宅生活の破綻」も防ぎたいという想いがあるからです。







誰だって好きで歳を取っているわけではないでしょうし、好きで動作能力が低下しているわけではないでしょう。

ならば、それが家庭内の小規模な紛争の元になるのは、やるせない気持ちになってしまいます。

日本の人口の1/4が後期高齢者になる2025年問題は、目の前です。

私としては、高齢者がいるご家庭内の平和や調和が保たれるよう、引き続き情報を発信して行きたいと思います。










最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172