第126号:レナト式リハビリのフロー30:そもそも、介助ってよく分からない

 

 

 

<第126号(2021.9.18)>

 

 

 


 

☆★☆──────────────────────────────────────

家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

───────────────────────────────────────── 


発行人の理学療法士 レナトです。いつもお読み下さり、ありがとうございます。

第97号からは新シリーズ(レナト式リハビリのフローに関するメルマガ)を開始しています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







最近は自分のホームページにて「レナト式リハビリのフロー」を作成中です(URLは、このメルマガの一番下にもあります)。

例えば、高齢者の在宅生活でよくある現象(転倒した、立ち上がりにくくなったなど)からフローで進み、

その考え得る仕組みや、対応するには「レナト式リハビリ」の中でもどの方法を使うか、などをお伝えしようとするものです。

フロー「チャート」というほどのものではないのですが、ご覧になった方が情報を参照しやすくなればと願っています。







このホームページのフローは以前から作りたかったもので、色々と情報を詰め込みたいのですが、

「文章長すぎ・情報量多すぎ」になると、せっかくのフローなのに「流れにくくなりそう」なので(苦笑)、

できるだけシンプルな内容に収めようとしています。

そのかわり、ホームページに載せなかった内容や補足などを、このメルマガでお伝えする形にして行きたいと思っています。










第126号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー30

  「そもそも、介助ってよく分からない」



■編集後記:自分で作ったものは、調整の加減が分かりやすい




_______________________

■レナト式リハビリのフロー30

  「そもそも、介助ってよく分からない」

_______________________



今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「そもそも、介助ってよく分からない」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w212










前回からは新たに、フローのスタートページから、2つ目の項目に進んで行きます。

2つ目の項目の中では「介助」が大きなテーマです。

ご家族の労力負担と直結するものであるため、まずは、「そもそも、介助って何?」という話から始めて行きます。

介助は「動作介助(動作のアシスト、サポート)を指すことが多く、介護の中に含まれる要素ですね。









何事も、「逆に考えてみると」意義が浮き彫りになります。

介助も「逆に考えてみて」、「介助しなかったらどうなるか」と考えると、その意義が分かりやすくなります。

介助しないと、相手(高齢者など)は、姿勢を保てなかったり(例:腰掛けた姿勢から崩れて来たり)、

動作を安定的に行えなかったり(例:歩行中に転倒したり)して危険だから・ダメージが大きいから介助する意義が大きいわけです。









介助する必要があることは分かっても、「どの程度やるのか」という話は、上記URLの前半に書かせてもらいました。

過不足なくやるのが基本なので、相手の動作能力が変化すると、介助の仕方なども変化します(介助量が変わります)。

できれば、介助の労力負担を減らしたいので、そこはリハビリの出番となります。

リハビリでご本人の動作能力が高まり、自分で動ける割合が高まれば、介助でアシストする割合を減らせられますからね。








次回は、上記のURLページ内の続きで、介助が相手の動きを助けるどころか、ジャマしてしまう場合がある話などに進んで行きましょう。







_________________
■編集後記
_________________



現在、日本列島の上を台風が移動しています。

とても強い風も吹いているので、気を付けないといけないですね。

私はよく、「転倒は偶然には起こらない、突風で飛ばされた場合などを除いて」という表現を使いますが、

今は正に、そういうシチュエーションなわけですね、、、。









私のメルマガに関しては、前回から「介助」関連の話に入っていますが、

「転倒に偶然なし=物理的に弱い所が支えられない=弱い所をアシストすればいい(介助すればいい)」という図式が成り立つことを意識してもらうといいです。

弱い所には、私の「レナト式リハビリ」でアプローチし、改善具合をみます。

まだ改善途中とか改善不十分なら、そこを必要なだけ介助する、と捉えると、頭が整理しやすいかも知れません。

ご家族がリハビリと介助と両方を行う大きなメリットが、ここにあります。







ざっくりした例ですが、料理でも日曜大工でも、本質的に似た要素があります。

(他者が作ったものでなく)自分で作ったものは、「どこが足りないか」分かりやすいものですね。

つまり、「何を足せば良いか」分かりやすいため、手を加える程度も調整しやすくなります。

リハビリと介助も似た要素があり、ご自分で相手の弱い所をリハビリしていると、改善具合が分かるため、介助の加減もしやすくなります。

ご自分の中で「整合性」が取りながら行うため、「過不足ない介助」を実現しやすくなるわけですね。

そうなれば、過剰に介助して疲れてしまったり、不足して転倒などの事故が起こったりする可能性を減らせられます。

いずれにせよ、慣れる必要もあるので、一つ一つやって行きましょう。









最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172