116号:レナト式リハビリのフロー20:移動(平な所)が不安定

 

 

 

<第116号(2021.7.11)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。

第97号からは新シリーズ(レナト式リハビリのフローに関するメルマガ)を開始しています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







最近は自分のホームページにて「レナト式リハビリのフロー」を作成中です(URLは、このメルマガの一番下にもあります)。

例えば、高齢者の在宅生活でよくある現象(転倒した、立ち上がりにくくなったなど)からフローで進み、

その考え得る仕組みや、対応するには「レナト式リハビリ」の中でもどの方法を使うか、などをお伝えしようとするものです。

フロー「チャート」というほどのものではないのですが、ご覧になった方が情報を参照しやすくなればと願っています。







このホームページのフローは以前から作りたかったもので、色々と情報を詰め込みたいのですが、

「文章長すぎ・情報量多すぎ」になると、せっかくのフローなのに「流れにくくなりそう」なので(苦笑)、

できるだけシンプルな内容に収めようとしています。

そのかわり、ホームページに載せなかった内容や補足などを、このメルマガでお伝えする形にして行きたいと思っています。










第116号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー20

  「移動(平な所)が不安定」



■編集後記:有事の際に「動ける体」を維持



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■レナト式リハビリのフロー20

  「移動(平な所)が不安定」


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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「在宅生活の継続(入院や施設入所をしない生活の継続)」↓

「あなたの高齢のご家族は、最近実際に転倒しましたか? 」↓

「No(転倒していないが、動作が不安定)」↓

「不安定なのは、どのような動作(場面)ですか?」↓

「移動(歩行)平な所)」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w198










今回からは、「移動(歩行)」に関して不安定さが見られる場合です。

まずは最も難度が低いと言える、「平らな所」の移動から見てみましょう。

「平な所」とは、例えば、家の中の床や廊下などが代表的ですね。

平らな所で不安定さがある場合は、次回以降に登場する難度が高い場所には尚更対応しづらくなります。









通常の歩き方ができているのに急につまづくケースなどは、今回のメルマガでは一応除いておきますが、

もし、そちらの方にご関心がある場合は、上記URLページの下の方の話や、

以下の関連動画を良かったらご覧下さい↓



【関連動画:まとめて改善:一歩が出ない、すり足・小刻み歩行、つまずき、階段昇降など】

https://www.youtube.com/watch?v=KjTUMHeQfYg&list=PL87Hh0oDQOdeDW4HobWyu55viPfhwKc92&index=5









平らな所なのに、歩く姿が不安定な状態の場合、上記URLのページに記載されているような「特徴」が見られます。

人間は、自分の動きが不安定だと感じ取ると、無意識にでも両脚の幅を広げて重心を下げ気味にしますね。

そして、壁や棚など「手をつけるもの」があれば、やはり無意識にでも利用します。

一般の人でも、深夜に起きてトイレへ移動する時や、立ち眩みなどがある時は、同じような反応をしますもんね。








不安定な状態を少しでも安定化させたくて取る上記の姿勢ですが、

これまでメルマガを読んで下さった方ならお分かりの通り、両脚を拡げてしまう時点で骨盤が開く方へ連動するため、

腹圧が下がりお腹(腹筋)に力が入らず、姿勢が崩れ、周辺の筋肉たちも機能しづらくなります。

つまり、これまでもよくお伝えして来た「上半身を効率よく支えるシステム」が崩れた状態になります。








深夜のトイレ移動など「一時的」にそうなるだけなら、その状態が固定化する可能性は低そうですが、

日中もずっとその姿勢で移動するようになると、その姿勢(上半身を効率よく支えるシステムが崩れた状態)が固定化(定着)しかねません。

その場合は、これまでもお伝えして来た通り、上記URLページにある書籍その1~3のような方法で、体の支えをつくり直してあげる必要があります。

レナト式リハビリは基本的に、カンタンに何度でも「体の支え」をつくり直せますので、必要に応じて対応して下さい。










今回は移動(歩行)の中でも難度が低い「平らな所」の移動に関してでしたが、

次号はそれよりも難度が上がる「段差や傾斜の所」が不安定なお話へ進んで行きましょう。

日本のよくある家屋は残念ながら段差などがまだ多いため、

体の状態と環境とのミスマッチで「転倒」が起こりやすい仕組みなどをさせてもらう予定です。







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■編集後記
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夏になり、今年も集中豪雨などによる水害がアチコチで起こっています。

地球の温暖化が原因なのであれば、そちらへのアプローチも大事ですが、

いざ「避難」せねばならない時に、自分で「動ける体」であることも大事です。

普段あまり動かない(動きたがらない)生活をしていても、いざ「動こうと思えば、動ける体」の維持が必要ですね。








「動けない」からには必ず物理的な理由がありますし、「動ける」のにも必ず物理的な理由があります。

「動ける」ためのポイントをおさえておけば、いざという時に「動けます」。

レナト式リハビリでは、カンタンな方法で「動ける」状態を維持しますので、

普段からの「転倒予防」や「動作改善」だけでなく、有事の際の「移動能力の確保」など、あなたの大事な人を守るツールとしてご利用下さいね。









最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172