第106号:レナト式リハビリのフロー10:動作が安定していても「事故」にご注意を
<第106号(2021.5.1)>
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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~
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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。
第97号からは新シリーズ(レナト式リハビリのフローに関するメ
拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよ
最近は自分のホームページにて「レナト式リハビリのフロー」を作
例えば、高齢者の在宅生活でよくある現象(転倒した、立ち上がり
その考え得る仕組みや、対応するには「レナト式リハビリ」の中で
フロー「チャート」というほどのものではないのですが、ご覧にな
このホームページのフローは以前から作りたかったもので、色々と
「文章長すぎ・情報量多すぎ」になると、せっかくのフローなのに
できるだけシンプルな内容に収めようとしています。
そのかわり、ホームページに載せなかった内容や補足などを、この
第106号は、こちらです↓
■レナト式リハビリのフロー10
「動作が安定していても『事故』にご注意を」
■編集後記:医療福祉従事者を守らないと
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■レナト式リハビリのフロー10
「動作が安定していても『事故』にご注意を」
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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか
「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓
「在宅生活の継続(入院や施設入所をしない生活の継続)」↓
「あなたの高齢のご家族は、最近実際に転倒しましたか? 」↓
「No(転倒していない、動作も安定している)」↓
https://no-pain-yes-gain.com/f
これまで転倒しておらず、動作も安定しているのは結構なことです
しかし、そのような人が病気以外で入院して来るケースがあります
事故は家の外で起こるようなものばかりでなく、家の中で起こるも
動作が不安定なら注意深く動くかも知れませんが、安定してよく動
本来、動作が安定していれば、多少の「油断」くらいでは転倒まで
家の中でよく見かける「あるもの」が関係すると、一気に転倒のリ
上記のURLのページでご紹介している、一つ目の「関連動画」が
事故自体は単純なものでも、大きな悪影響があり得ます。
ありがちな悪影響のパターンとしては、以下のようなものです;
転倒
→(骨折などの)大ケガ
→手術して入院
→入院中に動作能力低下
→自宅復帰困難の判断
→施設入所
→動作能力が更に低下
→自宅復帰不可(在宅生活の終了)
それに加えて、
骨折箇所付近の「支え」が弱まる
→そのせいで再度転倒
→さらなる動作能力の低下
という要素があります。
つまり、せっかく安定していた動作能力が、「偶然」の一度の事故
今度は弱くなった「支え」のせいで、「必然的」に転倒し、「悪循
正に「あの事故さえ無かったら・・」というものになり得るので、
そのような在宅生活で起こり得る事故をご紹介した動画は、以下の
https://www.youtube.com/playli
次号では、「転倒はしていないが、動作は不安定」という方へ、フ
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■編集後記
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先日、自分のInstagramに、思わず「ある投稿」をしまし
「東京五輪500名の看護師派遣要請」というニュースを受けての
私は「立場が変われば正義が異なるので、この世に善悪はない」と
このニュースはさすがに、ちょっとどうか、と感じました。
インスタの投稿の中にも書きましたが、医療福祉従事者に対する扱
ご存じの通り、2025年問題と言われる、日本の超高齢化問題は
ただでさえ少子化で労働力の取り合いになりそうなのに、医療福祉
介護離職などが進むと、困るのは国民全体ですから、そういう意味
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、
早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい
では、また次回をお楽しみに!
(レナト)
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・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https