第105号:レナト式リハビリのフロー9:転倒した際にぶつけたのは、その他(背中など)

 

 

 

<第105号(2021.4.24)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。

第97号からは新シリーズ(レナト式リハビリのフローに関するメルマガ)を開始しています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







最近は自分のホームページにて「レナト式リハビリのフロー」を作成中です(URLは、このメルマガの一番下にもあります)。

例えば、高齢者の在宅生活でよくある現象(転倒した、立ち上がりにくくなったなど)からフローで進み、

その考え得る仕組みや、対応するには「レナト式リハビリ」の中でもどの方法を使うか、などをお伝えしようとするものです。

フロー「チャート」というほどのものではないのですが、ご覧になった方が情報を参照しやすくなればと願っています。







このホームページのフローは以前から作りたかったもので、色々と情報を詰め込みたいのですが、

「文章長すぎ・情報量多すぎ」になると、せっかくのフローなのに「流れにくくなりそう」なので(苦笑)、

できるだけシンプルな内容に収めようとしています。

そのかわり、ホームページに載せなかった内容や補足などを、このメルマガでお伝えする形にして行きたいと思っています。










第105号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー9

  「転倒した際にぶつけたのは、その他(背中など)」



■編集後記:ああ、「やってる感」・・




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■レナト式リハビリのフロー9

  「転倒した際にぶつけたのは、その他(背中など)」


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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「在宅生活の継続(入院や施設入所をしない生活の継続)」↓

「あなたの高齢のご家族は、最近実際に転倒しましたか? 」↓

「Yes(最近、転倒した←入院はしていない)」↓

「転倒した際に、どこをぶつけましたか?(打撲や擦り傷ができた部位)」↓

「その他(背中など)」となります(該当するURLは以下です)

https://no-pain-yes-gain.com/free/w193










比較的若い人が高齢者の動きにくさを想像するのは、なかなか難しいかも知れません。

若い人は体の支えが強い上に、柔軟に動かせますからね。しかも、痛い所もさほどないですし。

今回ご紹介する上記のURLページにある一つ目の「関連動画」では、背中が丸く固まっているタイプの高齢者の話が登場しますが、

やはりバランスに問題があるため、そのために起こり得る「転倒」の話になっています。









同居家族がいれば、高齢のご本人に危なそうなことはさせないでしょうけども、

独居高齢者の場合には、危険を察知して止めてくれる人がいないのが普通です。

ただし、訪問系のサービスを受けている場合は、カンタンなことならその人にお願いするとやってくれることもあり得るので、

すでに「転倒」につながったことがある危険性のあることは、繰り返さないように手伝ってもらうのもアリですね。









上記のURLのページには、二つ目の「関連動画」に、

在宅でよくある「事故」につながりやすい「あるもの」の話もさせてもらっていますので、よかったらご覧ください。

ご家族が近所に住んでいて、時々様子を観に行けるようであれば、普段から転倒につながり得る要素を取り除いておくに越したことはありません。

次号では、そのような「事故」の話をご紹介する予定です。 






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■編集後記
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「緊急事態宣言」が、またいくつかの地域に出ますね。

最近ネットなどでよく目にするフレーズが、「この1年間、何をやっていたんだ」というものです。

この世は基本的には「因果関係」で成り立っているとすれば、そう言いたくなるのは自然なことでしょう。

そしてそれは、人間の体に関しても同じことが言えます。







リハビリ専門職は、相手の体に治療刺激を入れて、その治療刺激に対する「効果判定」をします(本来、するものです)。

ということは、どういう治療刺激が入れば、相手の体がどう変化する、ということがある程度分かっているので、

初見の人の体を診ても、それまでになされたリハビリの形跡を推測できます。

しかし、実際には、退院直後などの人の体を診た際に、必要な治療刺激が入った(その効果が蓄積された)形跡がないことが多く、

「前任のリハビリ担当者は、何をやっていたんだ」という感想を持ってしまいます。







最近は、行政に対して国民が「やっている感を出すだけでなく、結果を出せ」という姿勢になっているようです。

リハビリも同じで、「リハビリのような何か」をやっているだけでは、結果に結びつきませんし、それは体を診ればすぐに分かります

前任のリハビリ担当者からの「申し送り(情報提供書)」を見ると、「やっている感」満載なのですが、残念ながら肝心の結果が伴っていないことがよくあります。

行政がしっかりしていないと国民が自衛しないといけないように、担当のリハビリ専門職がしっかりしていないと判断したら、やはりご家族でやれる余地を埋めた方がいいと言えます。

「レナト式リハビリ」は、そのようなケースでも、ある程度お役に立てるうような内容にしてありますので、よかったらお試し下さい










最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172