第26号:「家族もできる、片麻痺へのリハビリ」その7

 

 

 

 

<第26号(2019.10.12)>

 

 

 


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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。
理学療法士はリハビリの国家資格です。

このメルマガの発行は「ほぼ週刊」なので、ゆっくりしたペースでやらせてもらっています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。








さて、第26号は、こちらです↓


■「家族もできる、片麻痺のリハビリ」

  その7:転倒予防:その「膝折れ」は、膝に問題ないのでは?



■編集後記:次号は「麻痺」に関する動画も織り交ぜ始めます。

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■転倒予防・対策:落下を制御し、骨折を防ぐ
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さて、

このメルマガの第20号からは、脳卒中(脳出血や脳梗塞など)の後遺症である「片麻痺」へのリハビリに関するシリーズが始まっています。




第22号からは、「どの筋肉を優先的につくるのか」というお話を進めていて、

「お尻まわりの筋肉からつくる」という理由や動画のご紹介が始まりました。

(厳密には、身体の中心である『腹筋の締り』から整えるのですが、説明の都合上、『お尻まわりから』としています)

これは片麻痺に限らず、人間の体に共通して優先的につくる必要がある部位です。





では、5つ目の動画をご紹介します↓






「転倒予防:その「膝折れ」は、膝に問題ないのでは?」(2分05秒)
https://www.youtube.com/watch?v=zAodM5DIoFg&list=PL87Hh0oDQOdeJGeEkLxHw-3VliJkyC3aC&index=4





動画の中では、

・「転倒につながる『膝折れ』は、膝ではなくお尻まわりの筋肉の低下でも起こる」

・「お尻まわりの筋肉をつくって膝折れが改善する場合、膝の問題ではない」

などについてお伝えしています。






転倒(=上半身の落下)は大ケガにつながりかねませんし、

打ちどころが悪いと命にかかわる可能性もあるので、それを防ぎやすくなる筋肉を優先的につくります。

尻餅などに比べれば少し地味?な膝折れですが、膝付近が悪くて起こる場合もあれば、

お尻まわりの筋肉が弱くて起こる場合もあります。






人間の体は「1石何鳥」にも機能できるように進化しているため、

逆に、それが機能しなくなると、「悪影響が連鎖」しやすくなります。

今回ご紹介する動画でも、お尻まわりの筋肉が弱くなることで、

関節運動が連鎖して、膝がカックンと行く様子をご紹介しています






「足腰が弱くなってきたから、鍛えよう」と思った際に、

脚力ばかりに目が行き、脚の筋トレをしたくなるかも知れませんが

優先すべきは、体幹やお尻まわりなどの「より大きな筋肉」です。

より大きな筋肉の安定により、四肢など周辺の筋肉もダイナミックに仕事ができるようになってきます。

「急がば回れ」で、一つ一つ、やって行きましょう。







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■編集後記
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「片麻痺」がテーマのシリーズに入っているのに、これまでは麻痺に関する動画には進んでいません。

それは、麻痺の有無にかかわらず、どこを安定させないと姿勢保持も動作も改善しにくいか、

抑えなければいけないリスクはどういうものか、

ということを先にお伝えしているためです。





でも、麻痺に関する動画も、そろそろ織り交ぜ始めます。

次号では、「麻痺側のお尻まわりの筋肉が痩せると、姿勢などは、どうなってしまうか」

という動画をご紹介する予定です。








最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)



・今後もリハビリ関連の内容を、YouTubeの動画も使って、簡単にお伝えして行きます

(YouTubeのチャンネル名は「人生リハビリちゃんねる」です)。


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