第19号:「病院などで治らなかった痛み」その12:関節が「ストライキ」を起こしやすい状況

 

 

 

 

<第19号(2019.8.26)>

 

 

 


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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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こんにちは、発行人の理学療法士 レナトです。
理学療法士はリハビリの国家資格です。

このメルマガの発行は「ほぼ週刊」なので、ゆっくりしたペースでやらせてもらっています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、よろしくお願い致します。








さて、第19号は、こちらです↓


■「病院などで治らなかった痛み」

  その12:関節が「ストライキ」を起こしやすい状況


■編集後記:次号からは、「片麻痺」シリーズに入ります

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■膝の痛み:関節が「ストライキ」を起こしやすい状況
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今回は土日に作業ができず、月曜の発行になりました(すみません)。

「ほぼ週刊」の発行なので、そういうこともあるのですが、

できれば、毎週末に発行したいところです・・。






さて、

前シリーズでは、動作改善に必要な「2本柱」の話を各動作を通して、させてもらいました。

その中に登場した「動作をジャマするもの」の代表例に、「痛み」があります。




「痛み」と言っても色んな種類がありますが、薬や手術などで対応するタイプの「痛み」ではなく、

ここでは「徒手」で対応できる「痛み」と、その改善方法などについて、ご紹介して行く予定です。






さて、今回の動画は、こちらです。



「関節が『ストライキ』を起こしやすい状況」(4分26秒)
https://www.youtube.com/watch?v=NcRTatGcfqI&list=PL87Hh0oDQOddcjvPF-0dvutm6kVMe4eI7&index=16





動画の中では、

・「人体の関節は、ドアや戸の連結部と似た要素がある」

・「どちらもイレギュラーな力や余分な圧力がかかったままでは、2者の間を取り持ちにくく、痛みやすい」

などについてお伝えしています。






前回までの「膝の痛み」でも登場した、関節にかかる「イレギュラーな力」の話ですが、

どの関節においても、言える話です。






人間関係においても、2者の間を取り持つ「仲介役」というのは大変ですね。

異なる2者の動きを「制御」し続けるだけでも負担が大きいのに、

そこへ「想定外な力」なんてかかった日には、「仲介役」がつぶれてしまうか、

つぶれる前に「いいかげんにしろ!」と訴えて来ます。






人体の関節も同じで、異なる骨同士の動きを制御しているだけでも大変なのに、

そこへイレギュラーな力が加わり続けたら、たまりません。

「痛み」や「炎症」を起こして、「もう動かしてくれるな、オレは動かないぞ」と、

「ストライキ」に入られてしまいます。





ちなみに、カゼやインフルエンザなどで高熱が出た際も、

関節は痛みを発して、「ストライキ」に入りますね。

人間が一日に使えるエネルギーには限りがあるため、

それを動き回って浪費するのでなく、「治癒」の方へ回してもらいたいがために、

体としては、関節に痛みを起こして「動きを止めにくる(安静を取らせにくる)」と考えると、自然な感じがしますね。







人体の設計図は、極めて「理にかなったもの」です。

それゆえ、「イレギュラーな力」は想定外なので、

それに無理に対応させる期間が長くなると、色々と不具合が起こってしまいます。






ご本人や医療関係者は、長期間「痛み」が続くと、それに悪い意味で慣れてしまう場合があり、

「どうせ治らない」と「思考停止」に陥ってしまうケースをよく見かけます。

でも、あきらめないで下さい。

「痛み」には、必ず理由があります。

この「痛み」シリーズのメールマガジンは、それをお伝えして、ひとまず?、終わりにしたいと思います。





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■編集後記
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このメールマガジンは、YouTubeの動画において再生回数の多いジャンルから優先的にお送りしています。

「痛み」に関する視聴回数が最も多いのですが、その次は、脳卒中後遺症である「片麻痺」に関するものが多いです。




ある日突然、救急車で運ばれて、ご本人もご家族も色んなことが一変してしまう・・。

中でも、後遺症として「麻痺」が残った場合は、継続的なリハビリが必要になりますが、

医療保険・介護保険を利用するにも限度があり、残りの人生で充分にリハビリを受けられない方が大勢いらっしゃいます。





麻痺側へのリハビリなど、専門職に介入してもらわないと困難なものは勿論あるのですが、

ご家族などが安全かつ簡単に行えるものもありますし、

知識不足や誤解から周囲の人々が悪化させてしまうことを避けるだけでも、とても有益なことです。




後遺症でご本人は当然苦しみますし、

それを支えるご家族もかなり大変なため、「共倒れ」になってしまいかねないのも、

「片麻痺」が抱える要素です。





私としても、多くの片麻痺の方に介入させてもらった経験や、

そのご家族に対応させてもらった経験の中から、

ご家族が安全かつ簡単に出来るものを厳選し、

体にどういうことが起こっているから、ご本人(の体)が苦しんでいるのか、

それに周囲の人はどう対処すればいいのか、簡単かつ具体的なリハビリの方法はどういうものか、などを

「片麻痺」シリーズとして、次号から、お伝えして行きたいと思います。





最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)



・今後もリハビリ関連の内容を、YouTubeの動画も使って、簡単にお伝えして行きます

(YouTubeのチャンネル名は「人生リハビリちゃんねる」です)。


・バックナンバー(ページの後半にございます):https://no-pain-yes-gain.com/free/w46