第252号:レナト式リハビリのフロー156:片麻痺への対応67 ~片麻痺関連の余談6:~多点杖~

 

 

 

<第252号(2024.2.17)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

 

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発行人の理学療法士 レナトです。いつも読んで下さり、ありがとうございます。

 

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

 

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 

 

 

 

 

 

 

 

第252号は、こちらです↓

 

 

■レナト式リハビリのフロー156

 

  「片麻痺への対応67 ~片麻痺関連の余談6:~多点杖~」

 

 

 

■編集後記:「瞑想」はいいですね

 

 

 

 

 

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■レナト式リハビリのフロー156

 

  「片麻痺への対応67 ~片麻痺関連の余談6:~多点杖~」

 

 

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページから

 

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

 

「脳卒中後遺症(片麻痺)などの悪化を防ぐ」↓

 

https://no-pain-yes-gain.com/free/w186

 

 

 

 

 

 

 

 

ここしばらくはずっと、レナト式リハビリのフローの中でも、「片麻痺」関連のお話を進めています。

 

片麻痺でない一般の高齢者などにも当てはまる要素が少なくないので(人間の体は基本的に同じ構造ですし)、

 

片麻痺でないケースにも参考にしてもらえると嬉しいです。

 

いつの間にか点と点が線になって理解が深まって来ると、同じ事柄への対応でも楽しくなって来ますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近は余談的に、「片麻痺に関するその他」に進んでいます。

 

ここでは、「リハビリ専門職の立場から言うと、こういうことはおススメしない(逆に、オススメする)」という要素を、

 

理由つきでご紹介して行くイメージです(私見ですが)。

 

これまで「ベッド柵」「低反発マットレス」「装具」と取り上げ、今回は「多点杖」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「多点杖」というのは、「T字杖(一本杖)」や「四点杖(足が4本ある杖)」よりも足が多いタイプの杖です。

 

支える足や面積が大きいほど安定性は高まりますので、ざっくりとした理解としては、

 

1本杖よりは4点杖の方が安定性が高く、4点杖よりは多点杖の方が安定性が高い、と捉えてもらってOKです(実際は物によりますが)。

 

今回取り上げたいのは、多点杖の中でも、「根元で曲がるタイプ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杖の柄の部分でなく、地面に接する部位に近い部分が可動するタイプの多点杖があります。

 

実際に使ったことがある人は分かるかも知れませんが、大きなデメリットがあります。

 

地面に近い部分が動いてしまうことにより、地面からの「反力」がおかしくなるため、

 

杖をついた際に地面から跳ね返ってくるはずの力が(期待通りには)戻って来ず、不安定になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、そのタイプの杖は、地面に杖をつくと「グラグラ」するわけです。

 

グラグラするから、杖を持っている腕も、腕がひっついている体幹も安定しません。

 

片麻痺の過緊張タイプの人などは、不安定な刺激が体に入ると、更に緊張を高めて負のスパイラルに入りかねませんよね。

 

これでは、なんのために杖を使うのか分からない状態になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

何か道具をデザインする際、理由は分かりませんが、

 

「反力」を考慮しないものが採用されてしまう場合があります。

 

この世界には「重力」があり、「反力」もあって、色々と成り立つという基本ルールがあるので、

 

「反力」が考慮されていない道具は、扱う人の動作に影響するため、オススメしません。

 

 

 

 

 

 

 

 

次号では、道具から離れて、「(片麻痺の人への」介助」に関して、

 

オススメしないこと等を、理由や仕組みの説明つきで、ご紹介して行く予定です。

 

 

 

 

 

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■編集後記

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私自身が患者として、久しぶりにあるクリニックを訪れたところ、

 

受付で「4時間待ちになりますが、どうしますか?」と尋ねられました。

 

以前の私なら、かなり躊躇したところですが、

 

最近の私は色んな意味で気にしなくなっているので(笑)、「待ちます」と即答しました。

 

 

 

 

 

 

 

以前の私なら「4時間も、何をして時間をつぶそうか」と考え、

 

何か作業をしたり、スマホをいじったりしていたはずですが、

 

多分それだと時間の経ち方が遅い(待つのがツラい)と感じたでしょう。

 

でも今の私は自然に、「瞑想しよう」となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「瞑想」の効果は色んな人が伝えていますが、

 

私の場合は、普段使い過ぎな脳や神経を休める良い時間になります。

 

眠る一歩手前くらいの(脳波の)状態になると、

 

「幸福感」や「安心感」のようなものまで出て来ます。

 

 

 

 

 

 

 

そうしていると、4時間はけっこう「あっという間」でした。

 

イライラしながら待ちくたびれるのとは違って、待っている間に心も頭も整いました。

 

こういう術を覚えて、人生の過ごし方が良くなって来ていることを感じると、

 

歳を取るのも悪くないなあ、と実感できますね(^_-)-☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

 

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

 

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい。

 

 

では、また次回をお楽しみに!

 

(レナト)

 

 

 

 

 

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・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172