第141号:レナト式リハビリのフロー45:移乗介助(で困っている)4

 

 

 

<第141号(2022.1..1)>

 

 

 


 

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家族がリハビリをする時代 ~ご自分やご家族でカンタンにできて、効果の出るリハビリ~

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発行人の理学療法士 レナトです。新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

第97号からは、私のホームページ内にある「レナト式リハビリのフロー」に関するメルマガをお届けしています。

拙い文章でお見苦しいところがあるかも知れませんが、引き続きよろしくお願い致します。 







第141号は、こちらです↓


■レナト式リハビリのフロー45

  「移乗介助(で困っている)4」



■編集後記:多様なまま統合へ




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■レナト式リハビリのフロー45

  「移乗介助(で困っている)4」

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今回のタイトルページまでのルートは、フローのスタートページか

「ご家族に、介護やリハビリを必要とする高齢者などがいる人」↓

「ご家族の介護・介助負担の軽減(=ご本人の身体能力向上→その結果として医療・介護費の軽減)」↓

「あなたは、高齢のご家族をケアする際に、特にどの介助で困っていますか?」↓

「移乗(介助で困っている)」↓

https://no-pain-yes-gain.com/free/w211










最近は「移乗(乗り移り)介助」のお話を進めています。

移乗は大きく分けると、これまで個別にお伝えした「立ち上がり」「方向転換」「座り(着座)」の複合動作(介助)ですが、

車椅子などの用具が登場したりするのは新たな要素なので、注意する点も多少追加されます。

ここ数回は、ご本人と介助者が一緒に落下するような現象を取り上げ、仕組みをご紹介しています。










その現象を大きく2つの要素に分けると、1)密着したまま、2)高い所から となり、今回は2のお話に入ります。

中腰のまま移乗(介助)できるなら、2は起こらないのですが、

前回ご紹介したように体(筋膜)が硬くて「体幹を前傾できない」状態だと中腰にもなれないため、

いったん立ち上がらざるを得なくなり、2の重心が高い状態になってしまいます。








相手の体は硬い板状なのであれば、着座して行く際にも体をコンパクトに曲げて行くことができないわけですから、

着座の際の介助はただでさえ大変になりそうです。

それに加えて、ある要素が動作(介助)をジャマするので、次回はそのお話に進みましょう。

何事にも必ず理由や仕組みがあるとすれば、解決法や対応法もある可能性が高いので、一つ一つ考えて行きましょう。







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■編集後記
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昨年はコロナや五輪など、人々の想いが錯綜する濃い1年だったように感じます。

五輪では「多様性」を認め合う雰囲気が醸し出されましたし、

コロナではワクチンを打つ派・打たない派など「分断・分離」が強められた印象です。

一方で、テレワークやオンライン飲み会など、新たな「つながり方」も進みました。






もともと人間は自分と他者とを「分離して」捉えやすい傾向がありますが、

自分自身の中にも多様な自分がいるはずです(異なる性質があるはずです)。

例えば、男性でも女性的な要素があったり、その逆もあったり、おおざっぱな要素もあれば、こまかい要素もあったりします。

つまり、一人の人間の中にも「多様性」があり、「多様なまま統合」されているわけです。






もしかしたら、社会や世界も、その方向へ進んでいるのかも知れません。

少数派をのけ者にしたり攻撃対象にするのでなく、多様性を認めた上で、「一緒にやって行こう」という、本当の意味での「共生」の道ですね。

昨年のような濃い年は、学びの要素に満ちています。その経験を通して、あなたはどう生きたいと感じたでしょうか。

それを実践する年が始まりました。今年もよろしくお願い申し上げます。











最後までお読み下さり、ありがとうございました。

発行頻度は「ほぼ週刊」としていますが、

早まったり、遅くなったりするかも知れませんので、ご了承下さい


では、また次回をお楽しみに!

(レナト)





・メルマガのバックナンバー:https://no-pain-yes-gain.com/free/w46

・「レナト式リハビリ」のフロー(一部まだ作成中):https://no-pain-yes-gain.com/free/w172